国際社会の一員として、それぞれの地域社会の発展に貢献するような取り組みを行っていきます。
地域コミュニケーションの一環として、地元高校生の工場見学会を開催しています。2010年度には2回に渡って御殿場事業所のある御殿場市の高校生がそれぞれの事業所を訪れ、製造ラインなどの見学を行ないました。UVランプ製造ラインや、ランプを組み込んだ装置の製造工程を併せて見学することで、「光の専門メーカ」としてのウシオに対する興味、理解を深めていただくよい機会になっています。
御殿場工場を見学する高校生
ウシオ電機では2010年6月22日に同志社大学商学部で「企業の環境経営ABC」と題して、「環境会計」の授業の一環として講演を行ないました。講演ではA:Environmental Accounting(環境会計)、B:Biodiversity(生物多様性)、C:Carbon Management(炭素マネジメント)といった、ウシオ電機がチャレンジしているフレッシュな話題を提供。学生からは「環境の話題はどんどん新しくなっていますが、どのように学んだらいいですか」といったたくさんの質問をいただき、環境に興味を持っている学生が多いことに、あらためて感心しました。
オンタリオ州ウォータール市にあるウィルフレッドローリエ大学で、2年連続して環境構想に関する講演を行なっています。ウィルフレッドローリエ大学は、卓越した商学ならびに経済学プログラムがあることでその名を広く知られており、サステナビリティ実施を教育プログラムと統合することで、「教育の質」におけるリーダーシップの役割を果たしてきました。そのプログラムには、教科課程の一部としてISO14001の学習、サステナブルな開発、および環境会計が含まれています。講演会に参加した学生から、実際の現場でどのように実施されているのか見たいとのリクエストを受け、工場の設備見学ツアーも行ないました。
ウシオが参画している「先端レーザ科学教育研究コンソーシアム(CORAL)」の活動の一環として、毎年東京大学で光技術に関する講義を行なっています。2010年度で3回目となり、6月に行なわれた授業では「ランプによるUV光およびVUV光の発生方法と産業界での光の応用」の講義や「UV光の分光法と光化学反応」をテーマに体験実習を行ないました。講義や実習には、意欲的に光の研究をしている多数の学生が参加。ウシオの社会貢献活動の一環として、次世代の光技術を支える若者たちの育成の一翼を担っています。
ウシオライティングが参加するNPO法人「あかりの街ひめじ」は、あかりの学術、文化、芸術振興と子どもの健全育成に関する事業の一環として、「姫路お城まつり」に協力しています。その中のイベントである「姫路愛城魂~砂に想いを込めて~」(姫路青年会議所主催)では、東御屋敷跡公園に鳥取砂丘から運び込んだ砂で作られた、高さ約6mにおよぶ姫路城の砂像が出現。その周辺には市民の制作した約60もの砂像がつくられました。夜にはウシオライティングが資材提供したハロゲンランプが使用され、それらをライトアップ。また、お城まつり恒例となった夜の動物園をライトアップする「スター★ナイトZOO」にも協力。イベントを盛り上げました。
市民が制作した砂像のライトアップ
クリスティカナダでは、毎年ユナイテッド・ウェイ(ボランティアやNPO活動の資金源として、寄付を集め配分する非営利団体)キャンペーンを実施しています。2010年度は“Pumpkin Launching Contest”(かぼちゃ打ち上げコンテスト) と題して、11月9日から開催。社内の多くの部が、打ち上げメカニズムに基づいた設計・製作チームを各自立ち上げて、(てこの原理を利用した中世の)投石器、大砲、巨大パチンコなどを製作し、駐車場でかぼちゃを最大距離400フィート(122メートル)まで飛ばしました。このキャンペーンにより、2010年度は7万736カナダドル(587万円)の寄付が集まりました。ユナイテッド・ウェイのために集められたこれらの寄付は、地元の施設に全額渡され、困っている家族や子どもたちのために使われます。
ユナイテッドウェイ
ウシオエンジェルメンバー
オレゴン工場があるニューバーグ市のコミュニティには、オレゴン工場の社員たちを「ウシオエンジェル」と呼ぶ方々がいらっしゃいます。これは2005年に同僚を癌で亡くしたことをきっかけに、オレゴン工場の社員に芽生えたチャリティー精神とその活動を知る方々がつけたニックネームで、今ではアメリカの癌協会が毎年全国(市・町単位)で開催する「リレーフォーライフ」に社員が参加する際のチーム名になっています。「リレーフォーライフ」はその地域の学校の校庭や公園の小道などを各チームが交代で24時間歩き続けるイベントです。24時間通して歩くのは、24時間休みなしで体をむしばむ癌への挑戦、そしてその癌と24時間休みなしで闘っている人への応援の意味が込められています。また日頃から社員が手焼きのケーキやクッキーを持ち寄って販売したり、手作りのギフトバスケットや家で使用しなくなったものをオークションするなどしています。2010年度はこれらの活動を通じて3,736ドルをアメリカ癌協会に寄付しました。
ウシオ電機本社・東京営業、ウシオライティング、ジーベックスでは、共同でペットボトルのキャップを回収しています。これは2009年3月にウシオ電機で始まり、今では近距離にあるグループ会社にも活動が広まり、各社が一体となって取り組んでいます。この活動では、社内で回収した飲料用ペットボトルのキャップ部分(ポリプロピレン製)を協力団体に送付し、その団体がキャップリサイクルで得た収益を発展途上国のワクチンを必要としている子どもたちに届けます。例えば、急性灰白髄炎に有効とされるポリオワクチンは1人分で約20円。100円玉1つで、5人の子どもの命が救える計算です。キャップに換算すると、約800個がポリオワクチン1本分となります。通常は、一般のゴミと一緒に焼却されたり、埋め立て処分にされたりしてしまうペットボトルのキャップですが、回収・リサイクルされることで、CO2排出量削減や土壌汚染の防止に加え、ちょっとした社会貢献につながります。
ウシオライティングエコキャップポスター
日本電子技術では、2009年度に続き2010年度もJR横浜線・淵野辺駅周辺の清掃活動に参加しました。当日は天候にも恵まれて、子ども連れや、学生、スポーツクラブのグループ参加も見られ、2009年度を上回る50人以上の人が集まりました。朝9時から2時間程度かけて、駅前の歩道から幹線道路沿いに生えている草をむしり、ゴミを拾い、地域の人たちと汗を流しました。今後も地域に貢献できることは積極的に参加していきます。
日本電子技術 清掃活動
3月11日に発生した東日本大震災では、日本国内だけでなく欧米・アジア各国にあるグループ各拠点から義捐金が寄せられました。クリスティU.S.A.では、2010年のハイチ地震の際に行なった社員の未使用休暇を活用した寄付を今回も募り、会社はその額の50%をマッチングギフトとして上乗せして寄付しました。
ウシオ電機 御殿場事業所における募金活動
クリスティカナダでは、社会貢献のため地元での地域社会への関わり合いを広げて、様々な活動に率先して参加しています。2010年6月には数年にわたってスポンサーを務めてきた、ブルーべールカレッジの電気自動車とともに「エレクトラソン」に参加し、12ボルトと24ボルトの両レースにて、それぞれ優勝・準優勝を飾りました。今回のレースの目的として、1時間のうち1回の充電でどれだけ遠くまで行けるかがありましたが、それも立派にクリアし2010年のEngineering 賞を獲得しました。また、ウォータールー大学Formula SAEレースチームもサポート。この高性能レースカーのために、材料、部品や気流分析などの知識を提供しています。2010年 5月には、ミシガンサーキットで行なわれた国際Formula SAEレースにも参加しました。
ブルーベールカレッジの電気自動車