当社とブイ・テクノロジー社との間の訴訟等について

当社と株式会社ブイ・テクノロジー(本社:神奈川県横浜市、以下ブイ・テクノロジー社)との一連の訴訟等の経過について、以下のとおりお知らせいたします。

 
  • 1.当社が保有する特許権(特許第4815995号、以下995特許)に関する訴訟等について

  • (1)仮処分決定
2016年6月28日付け「ブイ・テクノロジー社に対する仮処分決定のお知らせ」にてお伝えした通り、当社の主張が認められ、2016年6月24日付けでブイ・テクノロジー社に対する仮処分決定がなされました。
  1. 当該仮処分決定に対してブイ・テクノロジー社より保全異議が申し立てられましたが、当該保全異議の申立ては2017年8月23日付けで却下され、上訴はなされなかったため、当該仮処分決定は原内容のまま確定しております。
 
  • (2)特許権侵害訴訟
上記(1)の仮処分の申立てと同時に、当社は、ブイ・テクノロジー社に対して、同社が製造・販売するIPS/FFS光配向用露光装置(製品名:「AEGIS‐IPS」)が995特許を侵害しているとして、当該製品の製造・販売等の差止め、及び、18億20万円の損害賠償を請求する訴訟を東京地方裁判所に提起しております。(なお、損害賠償請求額については、2017年12月14日付けで18億52万円に拡張しております。)
当該訴訟は現在第一審にて審理係属中ですが、2018年3月28日、裁判所より書面にて、ブイ・テクノロジー社による10億円台の和解金の支払条項を含む和解勧告が出されました。
  • 当社としては、当社の主張が相当程度認められていると評価できることなどに鑑みて、裁判所より提示された和解勧告をベースに和解交渉に応じる用意がございました。しかしながら、ブイ・テクノロジー社がこれに応じなかったため、現時点における和解手続きは打切りとなり、損害論の審理をさらに進めることとなりました。
    当社は、引き続き真摯かつ適切に訴訟を追行してまいります。


    2.ブイ・テクノロジー社が当社に対して提起した訴訟について

    ブイ・テクノロジー社が当社に対して提起した2件の訴訟につきましては、以下のとおり、いずれもブイ・テクノロジー社の請求は棄却され、判決確定により終了しております。

    (1)まず、当社によるブイ・テクノロジー社の営業情報の使用の差止め等を求めて、ブイ・テクノロジー社が2016年10月24日付けで東京地方裁判所に提起した訴訟については、2017年7月12日付けで請求棄却判決がなされました。ブイ・テクノロジー社より控訴がなされましたが、控訴審においても2018年1月15日付けで控訴棄却判決がなされました。上告はなされなかったため、当該控訴棄却判決は確定しております。

    (2)次に、ブイ・テクノロジー社の顧客に対して当社が特許権侵害訴訟提起の事実を告知したことが不正競争行為に該当するとして24億7624万3546円の損害賠償等を求めて、ブイ・テクノロジー社が2017年5月15日付けで東京地方裁判所に提起した訴訟については、2017年11月29日付けで請求棄却判決がなされました。控訴はなされなかったため、当該請求棄却判決は確定しております。

    ブイ・テクノロジー社との訴訟につきまして今後開示すべき事項が発生した場合には速やかにお知らせいたします。
 

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