UV印刷でもコスト削減したい【解決編】
解決のポイント
瞬点が可能なため、待機時の点灯が不要に
解決
低消費電力かつ待機時の点灯不要で、電気代を70~80%削減
取引先のUVインキ会社との会話の中で、H氏がランニングコストについて触れたところ、UVランプから消費電力の少ないLEDに変えてはどうかと勧められました。H氏が興味を示すと、UVインキ会社の担当者はウシオ電機を紹介してくれました。 ウシオ電機の営業によると、今のLEDはUVランプと同等のスピードで硬化できるとのことでした。さらに、硬化実験の結果も提示され、トップコート紙、ユポ紙、PETへの印刷で、まったく問題なく硬化することが分かりました。 待機時も点灯しておく必要があるランプに対し、LEDは瞬点が可能なため、使用しないときには消灯することができます。LED自体の省エネ効果と併せて、電気代を70~80%も削減できるのです。
ダクト不要で、レイアウトの自由度向上
ウシオ電機の提案で、既設印刷機のUVランプを取り替えて、社内でテストを実施することになりました。その結果、LED専用のUVインクを使わなくても、今までどおりのスピードとクオリティで印刷することができ、確かな性能を実感することができました。
UVランプを取り替えるだけで導入することが可能でしたが、E社ではちょうど印刷機の買い替え時期に差し掛かっていたことから、LED印刷機へのリプレイスを決断。リプレイス直後からE社の消費電力は激減し、その効果を実感することができました。
「コスト削減以外にも、LED印刷機にしてよかったと思うのは、ダクトが不要になったことです。UVランプの時は、印刷機は定位置から動かせないのが当たり前でしたが、今はレイアウトの自由度が上がり、スペースの有効活用や業務の効率化のための改善を検討できるようになりました」(H氏)
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