NSHランプ

NSH lamp(for projector)、high pressure mercury lamp(for projector) えぬえすえっちらんぷ

解説

"

" NSHランプとは、点灯中、数107Pa(100気圧)以上の水銀蒸気中のアーク放電によって放射される光を利用するショートアークの超高圧水銀ランプのこと。
プロジェクタなどの映像装置に利用される。 可視域での水銀の発光は、405、436、546、577/579nmの輝線スペクトルを主とするが、ランプ中の水銀動作圧の上昇に伴い、個々のスペクトル線の広がりとHg2などの分子発光(420、433、451、464nm)などにより、連続スペクトル成分が増加し、演色性の高い高輝度点光源のHIDランプである。


"

" また、発行管内には、水銀の他に、不活性ガスと適量のハロゲン元素が封入されており、ハロゲンサイクルによって、タ ングステン電極の蒸発による発光管の黒化電極の損耗が抑制されることから、ランプ寿命が長くなる。

※NSHランプは、ウシオ電機がプロジェクタ用に開発した超高圧水銀ランプの製品名である。一般に、プロジェクタ用超高圧水銀ランプは、他の用途と区別しやすくするために、各メーカーの呼称が使われる。