光共振器

optical resonator ひかりきょうしんき

解説

光共振器とは、光が何度も往復するように鏡を配置した装置である。一往復の光学距離が、共振器に入射する波長の整数倍であるとき、光共振器内部の光電場は強め合う。この性質から、光共振器は高強度の光によってしか起こらない非線形光学効果などの現象を引き起こすために用いられる。近年では鏡を使わない微小共振器やフォトニック結晶共振器などの研究も進められている。

また、光共振器は重要なレーザーの構成要素としても用いられる。