ガス入り(白熱)電球

gas-filled incandescent lamp がすいり(はくねつ)でんきゅう

解説

ガス入り(白熱)電球とは、発光管(ガラス球)内に不活性ガスを封入した白熱電球のこと。
一般照明用白熱電球には、不活性ガスとして、アルゴン主体の窒素との混合ガスが用いられている。ガスによる熱損失を少なくするために、アルゴンより熱伝導率の低いクリプトンやキセノンが使われることもある。

※ガス入り電球は、1913年にラングミュアによって発明された。ラングミュアは、真空電球黒化の原因がフィラメントに使用されているタングステンの蒸発であることを明らかにして、これを抑えるために、窒素などの不活性ガスを封入した。また、ガスによる熱損失を少なくするために、フィラメントをコイル状にした単コイルを使用した。