キセノン光線治療器

xenon phototherapy device きせのんこうせんちりょうき

解説

キセノン光線治療器とは、キセノンランプの連続光やキセノンフラッシュランプの単発光を用いて皮膚の血流を改善し、創傷治療や火傷の皮膚再生促進をはじめ、色素細胞や血管が皮膚の一部に集中してできる赤アザやメラニンの増加によってできる茶アザなどの治療を行う医療機器のこと。

※2012年現在、薬事法上でのキセノン光線治療器は、「紫外光可視光赤外光を用いて、皮膚の血流改善により創傷治療や火傷による傷の再生促進を行う装置」と定められており、日本で薬事認可を受けている疾患は、創傷、火傷、褥瘡(床ずれ)に限られている。
しかし、自由診療として、肝斑(しみ)やにきびの改善に、美容分野では、脱毛や脂肪取り、アンチエイジング(しわの改善)、豊胸などに用いられている。ただし、美容分野では医師以外の者が取り扱うことは認められていない。