品質向上への取り組み

品質方針

ウシオでは、企業理念を基に、全社統一の品質方針を制定し、品質の向上に力を入れています。

基本理念と行動指針

品質マネジメントシステムと体制

ウシオでは、企業理念のもと品質方針を定め、代表取締役社長を責任者として、本部、事業部のそれぞれに品質責任者を配置しています。そして、品質マネジメントシステムISO9001の運用を通じて、継続的な品質改善に取り組んでいます。

体制図

体制図

具体的な活動

ISO推進委員会の取り組み

品質・環境マネジメントシステムの効率化およびスピード化に向けて活動を行っています。ISO要求事項をクリアした上で、お客さまの要望にスピーディーに対応でき事業に貢献する仕組みを維持・改善させ、ルールのための活動になってしまわないよう現場に根ざした抜本的改革を目指し、より高い顧客満足度につなげていきます。

事業部、本部ごとに設置されている品質保証部門同士の連携により、事業部、本部間の品質維持ノウハウの“良い所取り”やマネジメントの全体最適化も視野に活動を進めています。

海外生産関連会社やグループ会社との連携を従来以上に推進することにより、ウシオグループ全体の品質保証レベルの向上にも取り組んでいます。

マンガの活用によるグループワイドな品質啓発

私たちの主力製品であり、多くのお客様に近い場面で使用される映写機用、プロジェクタ用、照明用などのランプは、その多くが海外を含めたさまざまな拠点で生産されています。こうした製品に万が一不具合が発生してしまった際のお客さまへの影響は計り知れず、十分な注意が必要です。

そこで光源事業部門では、映写機向けのランプでトラブルが発生するという想定のストーリーの啓発マンガ冊子「Quality First」を発行しました。生産に携わる従業員のちょっとしたミスなどが最終需要者を含む多くのお客さまに及ぼす影響への理解を促し、啓発を図るツールとして活用しています。

英語および中国語への翻訳版も発行しており、海外拠点に拡がる多くの当社製品の品質関係者への啓発も進めています。すべての製品において安定的に高い品質を維持し、より高いお客さま満足度への貢献につなげていきます。

ものづくりのIT化、自動化、可視化とUPS活動 (播磨事業所)

播磨事業所では、激しい事業環境の変化の中で、高品質な製品を効率よく提供するため、従来から培ってきた改善活動(TQCやTPM)を統合し、多角的視点からUPS(USHIO Production System)という活動を進めています。自ら問題に気づき仲間と困りごとを共有し力強く改善していける力を身につけるために「小集団活動」、「人材教育」、「ロス低減」を3本柱としています。2019年11月には姫路市経営者協会の研修会で活動成果報告を行うなど、2011年に開始した本活動も目に見える成果が現れています。
この改善活動をベースに、ランプやモジュール製品の外部環境の変化に柔軟に対応し、人によるバラツキやミスの低減かつ高品質化・品質安定化を図れる工場へと変革するためのIT化、自動化、可視化を継続して進めています。 
さらに、今後はウシオのマザー工場として、播磨事業所だけではなく、国内外の生産拠点やグループ会社にも活動対象を拡大していくとともに、製造工程のみならず、検査や間接部門の業務分野にも拡げていきます。

活動成果

製造ラインのIT化、自動化
ランプやモジュールの製造は手作業も多く、職人技の側面が多くあります。これまでランプ製造で一部の自動化の可能な工程でロボットを導入し、人的ミスや作業者によるバラツキの低減という効果を得られました。さらにモジュール製造へも拡大することにより、これら効果の拡大を図っています。
また、ランプ製造工程の中には、これまで勘やコツといった部分を力量管理でカバーする面がありましたが、これら暗黙知を定量化、標準化する活動を進めています。例えば、製造プロセスの不純物に関する新しい知見からプロセスコントロールを最適化することで、製品の更なるバラツキ低減を実現しています。

生産・品質・加工状態のオンタイム可視化
IT化として、各工程における状態をオンタイムで可視化する工程管理支援システムを導入しました。これにより異常発見のアクションを早め、不良品の発生を未然に防止し、工程管理を強化することができるため、この取り組みを進めています。2020年度は、ウシオオプトセミコンダクターの事業を統合したことにともない固体製品(LED)へも展開し、工程品質の見える化と工程異常の発見に役立っています。

品質管理の強化(御殿場事業所)

御殿場事業所で生産している製品は、部品点数が1000点を超えるものが少なくなく、管理しなければならない品質管理項目は膨大になります。そのため過去の不具合、製品問題をTODOリスト化したり、部品不適合情報のデータベース化から部品メーカーの品質指導する活動をおこなっております。

また、品質ワーキンググループを作り、慢性不具合に対する品質向上に役立てるように取り組んでおります。

 

ベースモデル設計による電源開発のスピードアップ(チャレンジ15)

ウシオ電機では、装置やランプ、モジュール向けに多種多様な電源を開発しています。特にCare222などXEFL製品の電源開発において、ベースモデル設計による開発のスピードアップ活動(チャレンジ15)を進め、開発期間を1/3程度に短縮を図りました。
今後も必要な光源や装置とセットでタイムリーに電源部分を設計開発することで、お客さまの多様なニーズに対応していきます。