環境に関する行動計画

第6期環境行動計画

2020年度は、これまで進めてきた「環境配慮型製品」、「事業所CO₂削減」、「CSR調達」、「生物多様性」を引き続き柱として取り組みました。
これらの計画は2021年度からは長期の視点で見直されています。

2020年度計画と結果

テーマ 計画・取り組み 2020年度結果
環境・社会貢献型製 目標
SCOPE3(※1)のカテゴリー11のCO₂排出量を目標(SBT(※2)目標2.54%/年削減)に沿って削減に着手  
・SCOPE3カテゴリー11の2030年の目標値に向けて、グループ全体の2017年度の対象製品のCO₂排出量把握に着手 
・スーパーグリーン製品基準を厳格化し、新基準でのGP・SG比率(※3)の向上を開始。 SG比率目標:10%
・CO₂排出量削減に向けたグループ全体の製品構成、関連技術、代替技術、新規開発動向を調査
 
・SCOPE3の基準年となる2017年度のグループ全体の製品の基礎データを収集完了 
併せて2018年度の基礎データと2019年度のデータを収集し、グループでの製品構成の変更によりCO₂排出量削減 
・スーパーグリーン製品基準を厳格化したため、スーパーグリーン製品認定率は、目標の60%で未達
・固体光源(光半導体)の売上比率精査実施し、今後のスーパーグリーン製品率向上への寄与に注目
事業活動でのCO₂削減
(グループ全体の事業活動でのCO₂削減と主要サイトでの生産高原単位削減)
目標
・SCOPE1+2のCO₂排出量を2017年度比2%削減(SBT目標)
・主要サイト生産高原単位2019年度比1%削減(※4)
・省エネ法によるランク維持と向上に向けての取り組み
・御殿場事業所の太陽光発電設備の稼働
 


・SCOPE1+2のCO₂排出が2017年度比14.3%削減
・主要サイトのCO₂生産高原単位が2019年度比で 1.4%増加

・省エネ法のクラス維持 。向上のため実態に合った原単位検討のための分析開始

・御殿場事業所の太陽光発電設備の稼働


 

CSR調達
(CSR調達のグループ推進)
目標
・CSR調達調査の実施手順、判定基準の見直し
・ウシオ電機のお取引先様に対してCSR調達調査の実施回収率100%
 D,Eランク率10%以下
・CSR調達調査の結果をグループで共有し、海外生産拠点でのCSR調達アンケート準備を行う
 

・グループでのグリーン調達基準の管理ルールを見直し、制定した
・ウシオ電機のお取引先様に対してCSR調達調査実施し、回収率実績95%、D,Eランク率実績7%
・CSR調達調査の結果をグループで共有し、海外生産拠点でのCSR調達アンケートの準備を行った

 
生物多様性
(水や資源の有効利用(水リスク対応含む))
・水リスク把握と対策(投資家による水リスク開示要求、水質汚濁、操業リスク等)
・資源循環の推進
・水リスク把握と対策については、そのうち水資源の削減について、計画化し、御殿場について具体的な活動が始まった

(※1) 製品材料から廃棄までに排出されるCO₂の内、使用時に排出されるCO₂
(※2) Science Based Targets: 科学的に地球温暖化を防止できるレベルの目標設定
(※3) 新製品開発時のアセスメント総件数に占めるグリーンプロダクト製品率、スーパーグリーン製品比率
(※4) グループの主要サイトのCO₂を算出し、生産高の合計で除した生産高原単位を管理数値として使用しています
※ 第6期環境行動計画は、2020年の結果を持って終了となりました。2021年からは経営の2030年に向けた Mission & Visionとマテリアリティの特定においても各テーマは重要課題であると評価されました。
  そのため、2021年度より経営のフォーカス4のテーマのとして、引き続き取り組んでいきます。


  フォーカス4 持続的な環境負荷低減

    2021年度以降の取り組みについては、下記リンク先をご覧ください。
 

 フォーカス4 概要