LED素子/パッケージ

アプリケーションセンシング&メジャメント

イメージセンサの高性能化をはじめとするセンサテクノロジーの発達により人の目では不可能だった感知や計測が可能になってきました。様々な照明と組合せた画像処理は最初に工業製品の検査に応用され、さらに農作物の検査や静脈や虹彩を用いた生体認証にも活かされています。これらに欠かせない「照明」、特にさまざまな波長の特性を使った計測の高度化にウシオは注目しています。その一例が水や有機物の吸収帯に当たる1050-1750nmのSWIR(短波赤外線)と呼ばれる領域。この波長帯での農作物や樹脂などの高度な検査が実現しています。365~1750nmまでほぼ10nm毎にラインナップしたウシオのLEDが今までにない驚くようなセンシング技術の実現を後押します。

  • マシンビジョン

    様々な製品の外観、形状、色合いなどの検査をイメージセンサ(カメラ)と照明と画像処理を組合せて実現するマシンビジョン。照明には精密な均一性、照射角、波長などが求められます。ウシオのLEDは紫外から赤外まで、多くのパッケージ形態、放射角の製品を取り揃えています。マシンビジョンを支える高度な照明をウシオのLEDは幅広いラインナップで実現します。

    • ウェハー検査
    • 非破壊検査
    • ソーラシミュレータ
    • ソーラパネル欠陥検査
    • 異物検査
    • 色彩選別
    • モーションキャプチャー
  • センシングデバイス

    3D形状を計測する3Dスキャナや近接検知を行う光電センサは今や製造現場に欠かせません。これらはその計測に最適な波長、照射角など精密に制御された光が使われます。また紙幣やパスポートなどの真贋判定は、紫外線による蛍光や複数波長の照明を使った撮像に画像処理も組合され、高度なセンシングにより実現しています。静脈や虹彩などによる生体認証はこれからのセキュリティ社会に欠かせない技術です。典型的には生体透過性が良く、人に感知されない赤外線が使われます。ウシオの多彩なLEDはあらゆるセンシングに最適なソリューションを提供します。

    • 3Dスキャナ
    • 光電センサ
    • 生体認証(虹彩認証・静脈認証)
    • 紙幣鑑別
    • パスポートリーダー
  • 暗視照明

    セキュリティカメラの利用は防犯用途に留まらず、画像処理技術と大量のデータ処理の実現により、自動車のナンバー読取(ETCや駐車場など)や人の動きの解析(社会インフラ整備やマーケティングツール)など高度な応用が進んでいます。実はその撮像を支えるのが強力な赤外線照明です。カメラの設置環境(屋内から直射日光下まで)、撮像距離、対象物により最適な波長や照射角が選ばれます。幅広いラインナップのウシオのLEDから、特に高出力の近赤外域(800-1000nm)LEDは多くのメーカ様にご採用頂いています。

    • 監視カメラ
    • スパイカメラ
    • ナイトヴィジョン
  • 農業

    世界的に品質が高いとされる日本の農作物。スーパーで果物の甘さ(糖度)を"光センサで計測しました"と表示しているのをご覧になった方もいるかもしれません。実は光による農作物や加工食品の品質検査(ソーティング)は世界中で様々な農作物に適用されています。その検査内容は非常に高度化してきており、糖度、旨味(蛋白質量など)、水分量、色彩、形状などに及びます。水や有機物の吸収帯に当たる1050-1750nmのSWIR(短波赤外線)と呼ばれる領域をはじめ、ウシオの幅広い波長ラインナップのLEDはこの高度な計測を支えています。

    • ソーティング(青果物選別・異物検査)
    • 土壌・水質検査