※シェアは2015年3月31日現在、自社調べ。
光源事業では、円安の影響もあり全般的に好調な結果となりました。
露光用UVランプは、半導体分野を中心にユーザ稼働率は高水準を維持しリプレイス需要が好調であったものの、引き続き長寿命タイプの採用が進んだことから、ほぼ横ばいとなりました。シネマプロジェクタ用クセノンランプは、デジタルシネマプロジェクタの出荷台数は減少傾向である中、新興国を中心に総設置台数は増加し続けていることから好調に推移しました。データプロジェクタ用ランプは、ハイエンドおよびローエンドの両タイプで順調でした。また、固体光源はプロジェクタ用レーザ光源の需要が拡大したこと、ウシオオプトセミコンダクターが新たにウシオグループに加わったことなどにより販売が拡大しました。その結果、放電ランプの販売は好調に推移しました。
ハロゲンランプは、OA機器セットメーカの底堅い需要に支えられ好調でした。
その結果、売上高は前年同期比13.2%増の719億4千8百万円、セグメント利益は前年同期比7.3%増の100億7千4百万円となりました。
放電ランプのうちUVランプは、半導体、液晶ともに設備の稼働は高水準が維持されるものの、長寿命タイプの採用が続くものと思われます。シネマ用ランプは、中国を中心とした新興国でのデジタルシネマスクリーンの増設によって販売数の増加が予想されるものの、競争激化による単価下落の影響が懸念されています。また、固体光源は引き続きプロジェクタ用レーザ光源の需要拡大が期待されます。
ハロゲンランプは、OA用途のランプがセットメーカの底堅い需要に支えられ堅調に推移すると見込んでいます。
これらから、次期の光源事業は増収増益を計画しています。