Career Interview

キャリア紹介

“次はどんな自分になりたいか”

“次はどんな自分に

なりたいか”

将来を描きながら

成功体験を着実に積み重ねる

SCROLL
RECRUITING

技術系

ウシオテクノラボ 未来共創部
健康寿命PJ プロジェクトリーダー
兼 R&D本部 光計測技術開発部
コンポーネントG

U.Kさん

2013年入社
工学研究科 応用物理学専攻 博士

学生時代から入社まで

高校の頃から数学や物理が好きになり、将来は漠然と科学者に憧れていました。それらの科目に惹かれたのは、勉強と暮らしとのつながりを感じられたから。大学院ではレーザー顕微鏡に関する研究を行い、モロッコとアメリカへの留学を経て博士号も取得しました。でも、大学のサイエンスはどこか日常からかけ離れているように感じられ、研究を続けるよりも就職を選択。ウシオ電機を志望したのは、何をやる会社なのかよくわからなかったからです。もちろんそれは良い意味で、未知へと挑戦できる期待感がありました。

STEP
01

入社
1~3年目

入社後間もなく、先輩が退職!
一連の仕事を短期間で習得することに

入社して3年目まで、半導体の露光装置に使われるレンズの新規開発を担当しました。まずは勉強から始め、しばらくしてから開発現場へ……という予定でしたが、先輩社員が退職されてしまったため、予定よりもだいぶ早い段階から業務を一人で担当することに。技術開発は製造現場との連携が重要ですが、まだ仕事の経験も乏しいため、現場とのコミュニケーションや信頼関係の構築が大変でした。
しかしそのおかげで、設計から発注、組み立て、納品まで、新規開発の一連の流れすべてを体験できました。学生時代から「若いうちは苦労したほうがいい」と考えていた私にとっては、短期間でスキルアップする激烈なカンフル剤でしたね。他の人にはあまりおすすめできませんが(笑)。

STEP
02

入社
4~6年目

2年間のカナダ赴任で
グローバルでも通用する自信がついた

入社4年目にChristie Digital Systems(CDS), Canadaへ出向し、プロジェクター開発プロジェクトに参加しました。学生の頃から海外で働いてみたいという思いがあり、海外赴任を希望していたところ、タイミングよく機会に恵まれたのです。
現地の日本人社員は私だけ。専門分野の話では使う単語が大体決まっているので苦労しませんが、それ以外のちょっとした言葉の言い回しやニュアンスを掴むのに時間がかかりました。自分から聞かないと教えてもらえない、重要度の低い仕事は後回しにされてしまうなど、仕事に対する文化の違いも多々。ただ、結果を出せばその分きちんと評価が得られますし、「海外だから」と意識しすぎなくても、仕事の本質的な部分は世界中変わらないことにも気づきました。自分なりのアイデアや成果をしっかりアピールすることを意識し、1年半ほど経ったころには「エンジニアとしてならグローバルでも働ける」と自信が持てるようになっていました。

STEP
03

入社
7~8年目

光学設計・開発のスペシャリストとして
知識とスキルに磨きをかける

帰国後はR&D本部に異動し、ここから仕事のスタイルが大きく変わります。それまでは事業課題やお客様からの要望など「やるべきこと」が決まっており、それに向かって仕事を進めることがほとんどでしたが、R&Dでは「何をしようか?」というところから考えることが多くなったのです。
具体的に行っていた仕事としては、投影レンズの新規設計や周辺技術の開発、さまざまな案件の光学設計のサポートなど。この2年間は、光学設計・開発のスペシャリストとして、知見・知識がより一層深まった時期でもありました。それまでも光についてかなり勉強してきたつもりでしたが、「知らいないことがまだまだたくさんあるんだな」と思わされる毎日。今では光学に関する話を聞けば、どの領域であったとしても大枠を捉えられるようになったと思います。

STEP
04

入社9年目
~現在

新規事業プロジェクトのリーダーとして
新たなチャンレジが始まった

現在は未来共創部という部署で、健康寿命プロジェクトのリーダーを務めています。QOL(Quality of life/生活の質)やSDGsへの社会的関心の高まりを受け、社内でも人々の健康に貢献できる事業を立ち上げようという流れがあり、その具体的な事業として私が提案したのがこのプロジェクトです。まだ船出したばかりで詳細はお話できませんが、技術だけでなく収益性やプロモーション方法など、総合的な視点が求められる仕事です。プロダクトとプロジェクト、両方のマネジメントスキルを習得中といったところでしょうか。リーダーを担うチャンスをいただいたので、今はこのプロジェクトで成果を出すことが当面の大きな目標です。

キャリアを振り返って

一つひとつの仕事が、
自分の価値をつくり上げた

私が自分のキャリア形成を意識し始めたのは、入社3、4年経ったころ。ただ与えられた仕事をするだけではなく、「何年後にはこうなっていたい、そのために次はこのスキルを身につけよう」という視点を持つようになりました。一つひとつの仕事の蓄積が、ビジネスマンとしての価値を形成します。これからも、小さな成功体験をたくさん積み上げていければと思います。