- STORY1 -
光のものがたり
アレキサンドリア大灯台
反射光で敵船を焼き、
50キロ先を照らす
紀元前3世紀頃、エジプトのアレキサンドリアに建設されたと伝えられているのが高さ130mの大灯台。
その光の威力はすさまじく、鏡を使った反射光で敵船を焼き焦がし、50km先の海洋まで光を放ったとか。真偽の程はさだかではありません。
けれども古代より人類が、光を効率的に集め、使いこなそうとしていたことは間違いないようです。今日の光学技術の一端は、世界七不思議の1つに挙げられるこのアレキサンドリア大灯台から生まれたのかもしれません。
光に魅せられたニュートン
プリズムを使い、
光のスペクトルを発見
1668年、ニュートンはプリズムを使って白色光を7つの光へと分割することに成功し、屈折率の差によって生じたその美しい光を、スペクトルと名づけました。
「一見すると白い光も、実はさまざまな波長で構成されている」ニュートンのこの主張は、その後の光学に大きな影響を与え、やがて“目に見えない光”、つまり紫外線や赤外線の発見へとつながります。
ニュートンのプリズムから放たれた7色の光は、350年程の時を経た今も、社会のさまざまな場所を照らしています。
ものづくりに対する、エジソンの想い
白熱電球を改良し、
長寿命化を実現
発明王として知られるエジソンですが、実は、白熱電球自体は発明していません。彼の偉業は寿命が短かった従来の白熱電球に改良を重ね実用化にこぎつけたこと。エジソンは短寿命の原因を探り、フィラメントに日本の京都の竹を使うことで、電球の寿命を大きく延ばしたのです。
そして1881年、ニューヨークにおいて世界で初めて電灯の事業化に成功。
「天才とは1%のひらめきと99%の努力だ」
あまりに有名なこの言葉には、エジソンのものづくりに対する想いが込められています。
見えない光が、植物を育む
光合成を促進させる、
新たなソリューション
二酸化炭素と水、そして光のエネルギーによって酸素や栄養分をつくり出す光合成。19世紀に活躍したドイツ人の植物学者エンゲルマンはどの波長の光が最も酸素をつくり出すかという実験をしました。すると、目に見える可視光より、長い波長の赤外域の光が光合成に重要な役割を果たしていることを発見したのです。
その後も研究は進められ、今日では赤い光は光合成に、青い光は葉の形成に影響を与えることがわかっています。さらに、成長段階に応じてある特定の光を照射すれば栄養素をコントロールできることもわかっています。
光と植物の不思議。そこには私たちの未来への大きな可能性が秘められています。
光は、つぎのものがたりへ
私たち人類は古代より光に魅せられ、ある光は伝説として、
ある光は畏敬の対象として世代から世代へと受け継がれてきました。
その光を、あかりとしてだけではなく、エネルギーとして使いこなそうとする
ウシオの挑戦は、光への、新たな挑戦でもありました。
そして今日、光はさまざまなカタチに姿を変え、私たちにとって不可欠なものとなったのです。
ひとつは、半導体や電子部品などの製造を支える“エレクトロニクスの光”、
ひとつは、人々に感動や驚きを与える“ビジュアルイメージングの光”、
そして、命や自然を守り、育む“ライフサイエンスの光”として。
光で安心・安全・快適な社会をいつまでも。
先人たちの想いを胸に、私たちは挑戦し続けます。
- STORY2 -
光で、できること
ウシオ 7つの光
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波長
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光のカタチ
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光源
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カスタマイズ
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仕様
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出力
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温度
あかりとして、エネルギーとして
どの波⻑がどのような特性を持つのかを解明し、
人工的に再現・コントロールすることで光をツールとして使いこなす
-それがウシオの光技術です。
ELECTRONICS
- 固める、くっつける。
- 並べる。
- 描く。
- 洗う。
- 検査する。
- 熱する。
- 測る。
LIFE SCIENCE
- まもる。
- はぐぐむ。
- ふせぐ。
VISUAL IMAGING
- 光源編
- システム編