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CEP PLATE

トンネル型簡易評価デバイス

光学特性に優れる樹脂(COP)と光(172nm)による
クリーンな貼合せ技術を用いることで
基礎的な細胞培養・薬剤評価が可能です。

FEATURE

特長

FEATURE 01

業界初の接着剤フリーおよび
溶剤フリープレート
マイクロプレート規格に準拠したCOP(Cyclo Olefin Polymer)プレート

京都大学の物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)とウシオ電機の共同開発により、CEP PLATE™を実現いたしました。マイクロ流路で3D培養した細胞を用いて試験する特許を採用しております。(特許WO2015-129673)。

FEATURE 02

接着剤フリーおよび溶剤フリー接合

マイクロ流路はウシオ独自のPhotobonding®.技術によって製作されています。
この技術により、接着剤・有機溶剤フリーを実現し、ケミカルコンタミによる細胞毒性を解消しています。
そして、細胞の状態や機能が正常なOrgans-on-Chipを製作可能になります。従来の有機溶剤を用いて製作された市販プレートと比較して、当社のプレートはわずかなアポトーシスしか誘発しないことを細胞試験で確認しました。

FEATURE 03

iPS細胞(253G1)を用いた
細胞毒性評価

Photobonding®

有機溶剤接合

細胞増殖率

細胞アポトーシス率

市販されるCOP製チップ(接着剤フリーだが有機溶剤で接合)と比較すると、細胞増殖率がほぼ等しい結果であるものの、ウシオのCOPチップのほうがCaspase-8の発現が低く、アポトーシスが少ないことが認められました(6.5倍)。チップの製作に有機溶剤やコーティング剤を使用すると、細胞試験にコンタミすることで細胞毒性を示します。高品質なチップが製作できる製造プロセスを選ぶことは、チップを用いた細胞試験において重要な点となります。

MODEL

iPSC由来NAFLD疾患モデル

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は最も一般的な肝臓病であり、肝臓内の異常な脂肪蓄積が特徴です。最も重症型である非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)では、病態が肝硬変や肝細胞癌まで進展する可能性があります。疾患にはパタチン様ホスホリパーゼドメインを含むタンパク質3(PNPLA3)が関与します。そして、PNPLA3の遺伝子多型148Mが関連していることが明らかになっています。l148M置換を持つPNPLA3では基質が酵素活性部位に到達できないことから、ヒドロラーゼ活性を抑制され、トリアシルグリセロール(TAG蓄積)を促進します。

正常

PNPLA3(148M)

図:PNPLA3 l148M細胞のTAG蓄積
VLDL:超低密度リポタンパク質. PMID:27038645. PNPLA3 gene in liver

脂質蓄積はBODIPY染色により評価できます。低脂肪酸培地で培養された正常の肝細胞(WT)には少量の脂質しか蓄積されません。脂質蓄積は少数の細胞では陽性ですが、大半の細胞は軽度または陰性となります。しかし、多量のオレイン酸とパルミチン酸に7日間暴露されると、脂質蓄積は大幅に増加します。 PNPLA3 l148M変異の肝細胞からなるNAFLDモデルでは、脂肪酸で処理しない状態でも多くの細胞で脂質蓄積が陽性となります。オレイン酸またはパルミチン酸で7日間処理されると、染色度と脂肪滴分布の両方が増加します。

図:Def-HEP PNPLA3細胞内の脂肪酸蓄積

BODIPY染色によると、Def-HEP 1148Mは低脂質培地で培養されても、脂質蓄積率がより高い。
細胞を250μmオレイン酸または250μmパルミチン酸で処理すると、全ての細胞株が脂質蓄積の増加を示す。

APPLICATION

応用

薬剤の勾配分析

化学刺激

デバイスのマイクロ
流路内の組織形成

網形成

経時的な
細胞遊走観察

走化性

マイクロスケール
培養による疾患モデル

脂肪性肝炎モデル

  • ・流路内で様々なモデルを作成できます。・希少な低増殖性細胞を用いた培養が可能です。・薬剤消費が少量になります。
  • ・弊社技術によって製作することで高解像度の顕微鏡観察が可能となります。

MERIT

Photobonding®および
COP (Cyclo Olefin Polymer) のメリット

Photobonding®のメリット

Photobonding® を用いた新規製造方法

COP (Cyclo Olefin Polymer)のメリット

COPは生体適合性ポリマーで、生物分析アッセイに実験に適している

低自家蛍光性
低薬物吸着性
流路構造
仕様
仕様 マイクロプレート スライドガラスサイズ
流路数 48 8
外寸 128x86mm 75.5x25mm
材料(流路) COP (cyclo olefin polymer)
屈折率 1.53
表面特性 細胞培養用(細胞接着性+親水性)
殺菌 EOG
包装 1 plate/pkg
オートメーション 要特殊ホルダー
  • *特殊仕様のご相談をお受け付けしております。
  • *デザインおよび使用は予告なしに変更することがございます。

MODEL CASE

ご提供事例

01

末梢神経障害 AI判定モデル

神経毒性評価をより簡便、正確に。

  • 神経細胞評価をハイスループット化します。
  • 神経突起の分離とイメージングに適したデバイス設計。
  • 画像解析AI(人工知能)による末梢神経毒性評価を実現。
  • 光接合 Photobonding® & 医療グレードCOP で製作。
    溶出がなく、自家蛍光の少ないチップは神経細胞の試験に対応します。

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