放電ランプのうち露光用UVランプは、半導体関連メーカーおよび有機ELディスプレー関連メーカーの設備投資が増加したことに加え、ユーザーでの稼働率が高水準を維持しているためリプレイス需要は増加しました。シネマプロジェクター用クセノンランプは、中国を中心にシネマスクリーンの新設が継続しており需要が増加しているものの、価格競争の激化による影響を受けました。データプロジェクター用ランプは、セットメーカーでの新製品拡大により販売が増加しました。
ハロゲンランプは、OA用途において新興国の景気低迷により需要が減少しました。
その結果、光源事業の売上高は前年同期比5.8%減の740億4千6百万円、セグメント利益は81億1千9百万円となりました。
放電ランプのうち、露光用UVランプとシネマプロジェクター用クセノンランプは需要増加が見込まれますが、価格競争激化による単価下落の影響が懸念されます。一方、固体光源はプロジェクター用レーザー光源の需要拡大などが見込まれ、増収を牽引すると思われます。
ハロゲンランプの需要は横ばいで推移するものと見込まれます。
売上高 | 2017年3月期 | 2018年3月期 (計画) |
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放電ランプ (固体光源を含む) |
597億円 | 625億円 |
ハロゲンランプ | 121億円 | 120億円 |
合計 | 719億円 | 745億円 |