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社長からのメッセージ

「次なる飛躍への基礎固め」を確実に行います。

代表取締役社長
浜島 健爾

2017年3月期の業績

2017年3月期の売上高は前期比3.5%減の1,728億4千万円、営業利益は同34.5%減の86億2百万円、経常利益は同24.8%減の110億1百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で前期比36.6%減の70億4千2百万円にとどまりました。売上高の減収は主に為替の円高影響によるものです。営業利益については、映像装置事業の業績悪化にともない、構造改革を実行したものの、総利益ベースでの収益性悪化をカバーできませんでした。

装置事業では、UV装置やキュア装置といった光学装置が好調だったものの、映像装置において為替の円高影響や競争激化によって業績が悪化したことにより、前期比で減収減益となりました。

また光源事業も為替の円高影響を受け減収減益となったものの、露光用UVランプはユーザーの稼働が高水準だったほか、シネマプロジェクター用クセノンランプやデータプロジェクター用ランプも本数ベースでは増加。ハロゲンランプでは、プリント需要が減少するなかで、高付加価値な環境対応製品の需要は継続しました。

なお2018年3月期の売上高は、主に装置事業の映像装置が増収に寄与し、前期比71億円増収の1,800億円、営業利益では映像ソリューションの拡大や光学装置の体質改善、ウシオ電機のリストラ効果などが寄与し、前期比13億円増益の100億円となる計画です。

1株当たりの配当金については、安定的・継続的な利益還元という方針のもと、2017年3月期は26円とし、2018年3月期においても26円を維持する計画です。

前中期経営計画の振り返り

2016年5月に発表したローリング方式の前中期経営計画では、「既存事業における収益性の維持・改善」と「新たな成長機会の追求」を基本方針として高収益企業への変革に取り組みました。

2017年3月期においては市場環境の大きな変化を受け、クリスティの人員削減、ウシオ電機での早期希望退職募集を通じて人員削減を中心としたコストダウンに注力する結果となりました。

また、光学装置における構造改革、新たな成長機会の追求といった取り組みについては道半ばの状況であり、こうした積み残しの重点施策については新中期経営計画に継承し、「次なる飛躍」を目指します。

なおガバナンス体制については、取締役の半数以上を社外取締役にしたほか、監査等委員会設置会社への移行を図ったことで、取締役会における中期経営計画の議論が活発化しました。

新中期経営計画の全体像

取締役会での活発な議論を受け、3ヵ年の新中期経営計画(固定方式、2018年3月期~2020年3月期)を2017年5月に公表しました。この計画のテーマは「次なる飛躍への基礎固め」としています。重点施策は以下の2つです。

  1. 既存事業の収益性維持・改善
    1. 既存市場での競争力強化により利益確保とシェア維持
  2. 新たな成長機会の追求
    1. ウシオの強みを活かした新規市場開拓・新規事業創出
    2. シナジー重視のM&A投資による新規市場開拓の加速

これらの施策の実施により、2020年3月期において、重要業績評価指標(KPI)として掲げる営業利益150億円、営業利益率7.5%を目指します。

「光企業」としての次なる飛躍に向け邁進するウシオにご期待ください。