【英語名】 Vitreous silica, Silica glass, Quartz glass, Fused silica
【読み方】 せきえいがらす
石英ガラスとは、二酸化珪素(SiO2)からつくられるガラスで、通常のガラスに比べ、SiO2の純度が高いものをいう。
石英ガラスは、結晶構造を持たず、SiO4の正四面体を単位として不規則に結合している。これにより生じるずれを、不純物や欠陥構造が補償している。この結果、製法や不純物濃度の違いにより、特徴的な特性を示す。
一般的な特長としては、透光性が良い、耐熱性が良い、耐薬品性がよい、不純物が少ない、などがある。また、複屈折がなく、結晶石英よりも低い屈折率を有する。
用途には、照明用、光学用、理化学用、半導体工業用、液晶用、光ファイバ用などがある。
<石英ガラスの種類>
※水晶(rock crystal)は、鉱物名を石英(quartz)というが、石英ガラス(quartz glass)とは異なる。
水晶は結晶(crystal)であるが、石英ガラスは非晶質(amorphous)である。ガラス転移を経て溶融状態から固体になった、結晶ではない固体をガラスといい、一般的にはガラス転移を示す無機物質のことを指す。しかし、石英ガラスでは、一般のガラスのようにガラス転移がはっきり観測されない。
※結晶(クリスタル)は、原子がある程度の幾何学的規則性(単位構造の10倍程度の長距離秩序)をもって配列されている固体物質。たとえば、天然の、または合成された圧電物質や半導体物質である。
※クリスタルガラスは、完全に透明な鉛ガラスの一種で、容易にみがき仕上げができ、高屈折率を有する。歴史のそれぞれの段階で到達することのできた透明なガラスを水晶(ロック・クリスタル)にならって、いつしか、クリスタルまたはクリスタルガラスと呼ぶようになった。
したがって、クリスタルガラスはクリスタル(結晶)ではなく、あくまでもガラスであることに注意を要する。
<石英ガラスの英語表記>