散乱

scattering さんらん

解説

散乱とは、放射がその波長に比べてあまり大きくない障害物にあたったときに、それを中心として周囲に広がっていく波の現象のこと。

「レイリー散乱」とは、媒質中の粒子の大きさが波長よりも十分小さいときに起こる散乱現象を言い、逆に、粒子の大きさが波長よりも大きいときに起こる散乱現象を「ミー散乱」と言う。
レイリー散乱の象徴的現象は空の青さである。空気には酸素や窒素などの気体分子が多く存在しており、無数の気体分子に太陽光があたっていることになる。