LED素子/パッケージ

アプリケーションメディカル&ヘルスケア

健康を管理する、維持する、改善する、モニタリングする、あらゆる場面に光が必要とされます。
生体や検体(血液、尿など)の計測には分光学的方法が多く用いられ、UV・可視・IRのあらゆる波長が複雑に組み合わされて精密な計測を実現しています。

  • メディカルビジュアライゼーション

    消化器など体内を観察する内視鏡。その観察を支える光は従来の「観察のための光」から「わずかな病巣をも捉える光」へと変貌を遂げつつあります。AIが病巣を見分けるために分光的画像取得・蛍光励起が併用され、照明にはUV~IRの様々な波長が複雑に組み合わされて使用されます。

    • 内視鏡
    • 検眼検査
    • 医療用照明
  • 治療

    光を利用した治療と聞くと、レーザメスやレーシック(角膜切除)が思い浮かびますが、LEDの光も多く使われています。光感受性物質を投与してのPDT(光線力学治療)にはその物質の吸収特性に合わせて例えば405nm、630nmといった波長が使われ腫瘍治療に効果を上げています。
    また最近は690nm帯を用いる癌免疫療法が話題になっています。ウシオのLEDはあらゆる波長ラインナップで治療の高度化に貢献します。

    • にきび治療
    • フォトセラピー
    • がん治療
    • 育毛
  • 検体検査

    健康診断でおなじみの血液検査や尿検査には蛍光計測、吸光度計測、散乱計測といった光学的測定が多く使われます。精密な計測に用いる光には正確に制御された波長、配光、安定性が求められます。

    • 癌検知
    • 血液検査
    • 免疫検査
    • 尿検査
    • 蛍光検査
  • バイタルセンサ

    血中酸素濃度(SpO2)、心拍数といった身体の活動量に関する情報が腕時計型などのウェアラブルデバイスにより非侵襲で簡単に取得できるようになりました。これらの測定は血液の吸光度の波長特性を用いています。この分光的計測をさらに高度化し血糖値や血中脂肪をも非侵襲で捉える開発各所で進んでいます。
    これらの計測には主に生体侵入長の大きいIR、特にSWIR(1050~1750nm)の光が最適に組み合わされて使用されます。

    • 血中酸素濃度計(オキシメーター)
    • グルコースセンサー