ウシオ電機株式会社(以下、ウシオ)は、このたび、LEDベアチップ市場に参入します。ウシオは、LEDやレーザーダイオードのパッケージ製品でSSL(Solid State Lighting)分野に参入していますが、チップ単体の製品ラインナップを拡充し、パッケージLEDメーカーや製品設計の自由度を高めたいと考えているユーザーへの対応を図ります。ウシオは、従来の「Epitex Sシリーズ」に続き、新たなLED素子構造技術の導入により効率を大幅に向上させた短波長赤外線(SWIR)LEDチップ「Epitex Dシリーズ」を2020年に開発しました。この「Dシリーズ」は、LEDチップを自社でパッケージングするメーカーや、設計の自由度を求めるメーカーにとって、魅力的な改良が施されています。
カメラと近赤外(NIR)LED、画像認識データベースから構成され、ETC(電子料金収受)や駐車場管理、交通監視などに広く応用されているANPR(ナンバープレート自動認識:Automatic number plate recognition)。ウシオ電機のLEDは、世界でもっともこのANPRシステムに採用されています。 ANPRシステムでは、赤外線カメラが車両のナンバープレートを鮮明に撮影。光学文字認識(Optical Character Recognition:OCR)で解析・テキスト化した情報をデータベースと照合し、様々な処理を自動で行います。