レーザーダイオード(LD)

製品・技術ニュース レーザープロジェクター用赤色高出力レーザーダイオードの販売を開始 ー世界最高のパルス光出力 3.5Wを実現ー

2019.01.30

ウシオ電機株式会社の100%子会社であるウシオオプトセミコンダクター株式会社(本社:東京都、代表取締役社長 伴野 裕明、以下 ウシオオプトセミコンダクター)は、レーザープロジェクター用赤色レーザーダイオード(638nm)において、世界最高のパルス光出力*1 3.5W*2を実現した「HL63520HD」を2019年4月より販売開始します。

なお本製品は、2月5日(火)から2月7日(木)までThe Moscone Center(米国 サンフランシスコ)で開催される「Photonics West 2019」にて講演およびブース展示を行います。

レーザープロジェクターは従来のランプタイプと比較し、長寿命かつランプ交換が不要などTCO削減に貢献できること、特にレーザータイプの中でも、光源に赤色レーザーダイオードを搭載した製品*3は優れた色再現性を高効率で実現できることから、現在普及が進んでいます。

しかし、赤色レーザーダイオードを搭載したプロジェクターは、①性質上、温度変化に対し出力や波長が変化しやすく十分な冷却が必要②レーザー単体の光出力が低いためレーザーを多数搭載する必要

であるため、本体が大型化・コストアップしてしまい、映画館などのハイエンド向けプロジェクターでの使用に限定されてしまっており、市場からは小型化・コストダウンの観点から、レーザー単体の光出力増大について要求が高まっています。

そこで、ウシオオプトセミコンダクターでは、2017年に販売を開始したパルス光出力2.5Wの製品をベースに、高温環境においても高光出力・高効率化を図るため、チップからの光取り出し効率改善や放熱性向上等を実現することにより、チップ性能を大幅に改善。世界最高のパルス光出力3.5W(寿命20,000時間達成)を実現しました。

これにより赤色レーザーダイオード搭載のプロジェクターの普及拡大に貢献します。

■ 特長 1. 世界最高のパルス光出力3.5Wを実現し、寿命MTTF*420,000 時間以上を達成。

動作温度-10℃~45℃でパルス光出力3.5Wを実現。

上限動作温度55℃でパルス光出力2.5Wを実現。

これにより、プロジェクターの高輝度化、プロジェクター光源の低コスト化に寄与。

2. 世界最高の電力変換効率=43%*5 を達成。消費電力の低減により冷却機構の簡素化に寄与します。

3. CW動作*6でも世界最高光出力2.4Wを実現し、 寿命MTTF20,000 時間以上を達成。

パルス動作方式、CW動作方式のいずれのプロジェクターにも搭載が可能です。

  • 1 一定の繰り返し周期で光出力を発振すること
  • 2 2019年1月現在当社調べ
  • 3 蛍光体レーザー(レーザーフォスファー)に赤色を搭載したものやRGBレーザータイプのもの
  • 4 Mean Time To Failureの略。平均故障時間
  • 5 入力電力に対する光出力の割合のこと。動作温度25℃、パルス動作時
  • 6 一定の光出力を連続して発振すること

■ 製品仕様 (動作温度 Tc=25℃)

パルス光出力 3.5W(パルス周期=120Hz, duty=30%)
CW光出力 2.4W
エミッタ数 2
発振波長 638nm
動作温度 -10~55℃
パッケージ 9mm CAN パッケージ

本件に関するお問い合わせ先

ウシオ電機株式会社 コーポレートコミュニケーション課
TEL. 03-5657-1017 FAX. 03-5657-1020
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