製品紹介
近赤外レーザーダイオード | 700nm-850nm / 40mW(CW)~50mW(CW)
- 700nm帯レーザーダイオードは近赤外レーザーダイオードの中でも、当社の前進である日立半導体部門が世界で最初に開発したもので、光トポグラフィー(※1)などのバイオメディカル用途をはじめ、多くのアプリケーションに利用されています。
従来CD等の光源で使われていた780nm帯LDの材料系(GaAlAs)では、温度特性を維持し、かつ700nm帯に短波長化するのは困難とされてきました。
弊社は、新材料(InGaAsP)をベースにした独自の結晶成長技術により、温度特性(T0)を従来のGaAlAs系製品から56%向上を実現し(当社比)、世界で唯一無二の波長帯の製品化に成功致しました(当社調査)。波長としては705nm/730nmの2種類をご用意しております。 - 800nm帯レーザーダイオードは当社独自の設計技術により、品質の良いビーム特性を実現しております。
ナイトビジョンやセンサー等の精度を必要とするアプリケーション用途で、多くのお客様からご好評をいただいており、ロングセラー商品となっております。
また、モニタPDを搭載しておりますので、出力を固定して使用するアプリケーションにも適しております。
波長としては、830nm/852nmの2種類をご用意しております。
(※)光トポグラフィー
身体に無害な近赤外線を用いて脳の活動状況、脳表面にある大脳皮質の血流の変化パターンを非侵襲で計測・可視化する技術。
この光トポグラフィーを用いた検査は、脳神経外科領域のほか、抑うつ症状の鑑別診断補助として精神科領域でも保険適用されています。
近赤外レーザーダイオード特性例
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HL7301MG / HL7302MG 730nm 40mW (CW)
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製品の特長
- 良好な温度特性
- 低閾値・低電流動作
- 高信頼性
- モニタPD内蔵による安定した精密制御が可能
アプリケーション
- センシング
- 光電センサー
- ToFセンサー
- バイオメディカル
- 遺伝子検査 / フローサイトメトリー