生活の中のウシオ

液晶パネルで、美しい映像をお手元に届ける

  • 便利・快適
  • 光学装置
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例えばスマートフォンやPC、TV…。液晶パネルが搭載されている製品は生活シーンの様々な場面でなくてはならないものになっています。
液晶パネルは、より明るく、鮮やかで、より便利なものへと高機能化が図られています。その進化に貢献しているのが、ウシオの光です。

液晶パネルは、明るさをコントロールするパーツ、赤(R)・緑(G)・青(B)のそれぞれのフィルターをかけて色を表示するカラーフィルター、ディスプレイの背後から光をあて明るくするバックライト、液晶分子をならべるための膜など、様々な部品をサンドウィッチのように積み重ねた構造になっています。

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液晶パネルの液晶分子は、映像の美しさや速度を向上させるために非常に重要な役割があります。液晶分子を最適に配列、コントロールすることは液晶パネルの性能を左右する重要な工程といえます。液晶分子は結晶のようにくっつく性質があるので何もしないと無秩序な状態です。これを任意の方向に正しく並べることにより、液晶分子がバックライトからの光に反応して映像の動きや色を表現できるようになります。従来は構造物で液晶分子を並べていましたが、ウシオは特殊な光を照射することで液晶分子が綺麗に並び、省電力化やより美しい映像も実現する新技術を開発しました。

液晶分子が寄りそえる構造物をつくり、
それにそって並べる

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液晶をそわせる構造物自体が光をさえぎるため暗くなり、画質が低下。明るくするためにはバックライトを大きくする必要があり、ディスプレイそのものが大きくなってしまう。また、液晶分子の並びや角度が乱れたり、そこからくる反応速度の遅さも問題。

ウシオの光配向技術

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特殊な光を照射することで、構造物を設けずに液晶分子を一定方向に配列。光の透過率が上がることで消費電力を削減できるほか、均一な配列によりコントラストも向上。

さらに、液晶パネルで高解像度の映像をみるためには高画素数に対応することも重要です。液晶ディスプレイのひとつの画素はRGBの3色で構成されていて、それぞれの色に光を通しています。この光を調整するスイッチ機能をもっているのが薄膜トランジスタ(TFT)とよばれる基盤です。TVなどで目にする8K(UHD=Ultra HD)ディスプレイでは、各画素に付属しているTFTの数も、3,300万×赤・緑・青の3色分で9,900万個以上になり、これらの数のTFTを制御することで高解像度の映像を映し出しています。この極微なTFTを製造する際に使われているのが露光装置です。露光装置がTFT回路パターンの原版を光で照射して転写することでTFTが作られます。この露光装置に使われている「露光用UVランプ」にもウシオの技術が活かされています。

また、高性能な液晶パネル製造を実現するだけではありません。紫外線による「UV硬化技術」を利用することで、ガラス基板を貼りあわせて液晶を封入する工程を従来の10分の1の時間に短縮し、液晶TVやスマートフォン、モニターなどの液晶パネルのモノづくりに大きく貢献しています。

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ウシオは液晶パネルを通して、皆さまへ美しい映像をお届けしています。
思い出の写真や動画を鮮やかに、会えない人も目の前にいるかのようにリアルに、いつでも、どこでも、日常的に、より鮮明で心躍る瞬間をお楽しみください。

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