紫外線硬化(UVキュアリング)技術
ウシオのUVキュアリング技術
あれもこれも、UVで固める、乾かす、くっつける
ウシオの紫外線硬化・乾燥・接着(UVキュアリング)技術
点から面まで、カスタマイズ可能な製品ラインナップ
ウシオは、紫外線硬化・乾燥・接着(UVキュアリング)用の紫外線照射装置を「ユニキュア」と名づけ、さまざまな応用分野に展開しています。例えば、□2mもの照射範囲が必要な液晶パネルの張り合わせにはロングアークの大出力ランプを開発し、精密部品や光学部品などの微小面の硬化・接着には照射径数mm~の光ファイバーを用いた照射装置をご用意しています。
樹脂や目的、生産現場のラインに合わせて、「ランプ」「ランプハウス」「光学系」「電源ユニット」「ブロアユニット」などをトータルに、自由にカスタマイズできます。
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樹脂や目的に合った光を選びたい
― ランプと照射エリアを選択 -
もっと低温で処理したい
― 二重クーリングシステム -
高輝度で大面積に照射したい
― 均一照射システム -
クリーンルーム内でUVシステムを使用
― 循環冷却システム -
UV照度を一定に保ちたい
― 光フィードバックシステム -
関連製品のご紹介
― 光量計、照度計も自社開発
樹脂や目的に合った光を選びたい ――― ランプと照射エリアを選択
超高圧UVランプや高圧UVランプ、メタルハライドランプ、Deep UVランプなど、ウシオはさまざまな光源(ランプ)を自社開発しており、硬化する樹脂の特性や厚み、面積などに合わせて、豊富な光源ラインナップから最適な波長を照射する光源を選ぶことができます。
紫外線(UV)照射装置と使用ランプ
紫外線(UV)照射装置は、インキ・塗料などの紫外線(UV)硬化樹脂に紫外線を照射して硬化することを目的とした装置です。硬化装置で重要なものはランプとされ、代表的なものとして、高圧UVランプ 、 メタルハライドランプがあります。
このように、紫外線(UV)硬化での主波長は照射機に取り付けるランプの選択により異なるので、照射光の特性と使用する開始剤の感度波長をうまくマッチングすることで、効率よく硬化特性が得られます。
もっと低温で処理したい ――― 二重クーリングシステム
二重の熱線カット構造により、紫外線硬化・乾燥・接着(UVキュアリング)に必要のない波長を徹底的にカットし、低温プロセスを実現しました。熱に弱いワークにも充分なUV照射ができます。
高輝度で大面積に照射したい ――― 均一照射システム
独自のシミュレーション技術や多面鏡光学系の採用により、紫外線(UV)の照射均一度を大幅に向上させました。
これにより、樹脂硬化時の歪みなどがなく、安定したプロセスが構築できます。
クリーンルーム内でUVシステムを使用 ――― 循環冷却システム
液晶製造工程など、クリーンルーム内で紫外線硬化・乾燥・接着(UVキュアリング)システムを運転する場合、ランプの冷却のために室内から吸気し、クリーンエアを消費する上に排気温度が高いという問題がありました。
ウシオの循環冷却システムは、冷却風の大部分を再冷却して循環利用することでシステムの排風量を大幅に減少させ、クリーンエアの無駄な消費を防ぎます。
排風量の比較
UV照度を一定に保ちたい ――― 光フィードバックシステム
常時、紫外線(UV)照度を自動的にモニターし、設定以上の照度低下が生じないように、その情報をランプ電源電源にフィードバックして入力を自動調整し、照度を一定に保つシステムです。管理の目的に応じて、光を「灯具内」「灯具とワークの間」「ワーク位置」など自由なところに設置することで、効率的な照度管理が可能です。
関連製品のご紹介 ――― 光量計、照度計も自社開発
ウシオは、光源メーカーとしてユーザーの立場から開発した「正確で使いやすい」光量・照度の測定機器も自社開発しています。