中国の蘇州大学と奨学金制度の協議書を締結

江蘇牛尾英才助学基金会の事業第一号として

ウシオ電機株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:菅田 史朗、以下 ウシオ)の中国における製造会社、牛尾電機(蘇州)有限公司(以下、牛尾蘇州)は、2009年1月16日に、中国の蘇州大学との間で「蘇州大学牛尾電機奨学金」制度の協議書を締結しました。

これは、2008年9月7日に設立した、中国江蘇省において初の外資による教育事業への貢献を目的とした非営利性基金会、「江蘇牛尾英才助学基金会(以下、基金会)」の事業第一号となるものです。基金会は、経済的な理由で大学進学・進級が困難な中国の地方部において、人材育成を中心に、科学研究、技術開発などの社会公益事業に貢献することを目的としており、今後は蘇州大学以外の大学にも事業適用を広げていく予定です。

ウシオは、1994年に日本国内においてウシオ育英文化財団を設立し、以後14年にわたって、中国人留学生を含む多くの大学生に奨学金助成を行ってまいりましたが、中国国内においても基金会を設立・事業運営することで、日中における産学共同での人材育成の推進、人材交流の活性化、ひいては、両国の経済・技術発展に貢献してまいります。


蘇州大学牛尾電機奨学金 概要

【初年度(2009年1月~12月)】

1.募集人数

35名(毎年)

2.奨学金期間

1年

3.支給金額

175,000RMB/年(約245万円)
一人あたり5,000RMB(約7万円/1学年分学費相当)

4.対象

蘇州大学 全学生(学部不問)


江蘇牛尾英才助学基金会 概要

1.名称

江蘇牛尾英才助学基金会

2.所在地

江蘇省蘇州市新区漁洋街6号

3.理事長

名誉理事長 牛尾 治朗、理事長 馬 軍

4.設立趣旨・目的

中国の高等教育事業に服務し、社会公益事業に貢献する

6.資産

本基金会設立時 220万RMB (約2,900万円)
*牛尾蘇州が全額拠出する非営利性基金会


【参考資料】


財団法人 ウシオ育英文化財団について

1994年設立。ウシオの創業者であり、現会長の牛尾治朗が、同社の創立30周年を迎えるに当たり私財を拠出し、設立。また、ウシオ電機株式会社も本法人設立に際し、記念行事の一環として資金を拠出。日本国内の大学に在学する学生に対し奨学金を給与するとともに、学術研究・文化活動に資金助成を行うことにより、人材の育成と学術・文化の発展に寄与することを目的としています。2008年3月現在までの累計奨学生は271名、研究助成は20件となります。


牛尾電機(蘇州)有限公司について

ウシオの中国現地法人として、2004年(平成16年)に設立。OA機器用ハロゲンランプ、希ガス蛍光ランプ、プロジェクタ用光源等の製造を行っています。2008年3月期の社員数は304人。


蘇州大学について

中国において、最も古く権威ある総合大学のひとつ。1900年に、華東地区の古都・蘇州市に東呉大学として設立され、1952年に近隣の学校を併合し、蘇州大学となりました。100年に及ぶ歴史の中で延べ25万人が卒業しており、知識人、文化人、高級官僚を数多く輩出しており、現在は全学科・機関をあわせて約5万人が在学しています。

また、外国人留学生も数多く受け入れており、現在は日本、韓国などのアジア諸国、欧米諸国まで約2,000名の留学生が学んでいます。http://www.suda.edu.cn/

関連製品