大学・企業の研究開発担当者向けに「光」の共同実験施設を新設

― 機能や用途、波長、対象分野から最適な光が選べる「光のトリセツ」も発行 ―

 

ウシオ電機株式会社(本社:東京都、代表取締役社長 菅田 史朗、以下 ウシオ)は、真空紫外光から可視光、赤外光まで、幅広い照射が可能な波長別実験装置・機器と、各種分析・測定装置を備えた共同実験室「USHIO Techno-Lab(以下 ウシオ・テクノラボ)」を播磨事業所(兵庫県 姫路市)内に新設し、5月より運用を開始しましたので、お知らせいたします。

「ウシオ・テクノラボ」は、主に大学や企業において研究・開発に携わっている方々を対象とした共同実験施設です。ウシオが保有する光技術やノウハウをご活用いただくことで、研究開発におけるボトルネックを解決するとともに、新材料や新アプリケーションの開発、製造プロセスの改善や量産化の検討、環境適応技術の確立などを共同で行なうことを目的としています。

 またこれにあわせて、研究開発内容や対象材料・必要波長に応じて最適な「光」が選択できる、リファレンスブック「光のトリセツ」を発行いたしました。

「光のトリセツ」は、「光で変える(紫外光による改質・成形・硬化・除去など)」、「光で調べる(可視光による検査・測定)」、「光で熱する(赤外光による加熱・成膜・乾燥など)」といった光の機能や用途に加え、「環境や医療、新エネルギー開発」などの対象分野から研究開発に最適な光が選択できるため、これまで光を利用した研究開発をされていない研究者の方にも、ご活用いただけるものとなっています。

ウシオは、これまで半導体やFPD、精密・電子部品などで培ってきた自社の光技術・ノウハウを広くご提供することで、医療やバイオ、環境、宇宙開発などの未来産業の創出をサポートしてまいります。

共同実験室 USHIO Techno-Lab(ウシオ・テクノラボ)

    

主な実験設備・機器

超高圧UVランプ、高圧UVランプ、Deep UVランプ、低圧UVランプ、エキシマランプ、ハロゲンヒータランプ、LED、LDLSなどの各種光源照射装置、およびUV硬化、光加熱、光洗浄装置など

主な分析測定設備・機器

X線光電子分光分析装置、走査電子顕微鏡、電界放射型走査電子顕微鏡、エネルギー分散型X線分析装置、蛍光X線分析装置、X線回折装置、真空紫外分光光度計、紫外・可視分光光度計、フーリエ変換赤外分光光度計、質量分析計、誘導結合プラズマ発光分光分析装置、原子吸光分析装置、イオンクロマトグラフィーなど

光のトリセツ

詳細につきましては、こちらをご覧下さい。

※資料の送付に関しまして
送付先は、勝手ながら大学および企業、またはこれらに準ずる機関・団体のみとさせていただきます。
また、お問い合わせ内容によっては、ご希望に添いかねる場合もございますので予めご了承ください。

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