GaN on GaN シングルコアLED搭載 ハロゲンランプ代替LED電球
「Superline LEDシリーズ」の販売を開始

ウシオ電機株式会社(本社:東京都、代表取締役社長 菅田 史朗、以下 ウシオ)は、2012年11月1日より、日本、中国、台湾、韓国、シンガポール、ドイツなどの子会社を通じ、GaN(窒化ガリウム)基板を使用した米国Soraa社製の次世代型LED電球「Superline(スーパーライン) LEDシリーズ(以下、スーパーラインLED)」の販売を開始します。

スーパーラインLEDは、“GaN(窒化ガリウム)基板上にGaN系半導体を生成する技術”によって生み出されたLEDチップ「GaN on GaN LED」を搭載したMR16ハロゲンランプ代替のLED電球です。

GaN on GaN LEDは、発光効率や光の取り出し効率が高く、放熱性にも優れているため、従来のサファイア基板、シリコン基板を採用したLEDチップでは難しかった、一定面積における大電流化、高照度化を両立し、モジュールの小型化も可能にします。
スーパーラインLEDは、GaN on GaN LEDを搭載することで、一般的なマルチコア*のハロゲンランプ代替LED電球と同等以上の明るさをシングルコア*で実現しました。さらに、ハロゲンランプと同等のサイズのため、既存のハロゲンランプ用照明器具との高い互換性も実現しました。

スーパーラインLEDは、次世代型のハロゲンランプ代替LED電球として、ユーザが求めるハロゲンランプの明るさだけはなく、光質や光特性を忠実に再現し、美しい光の拡がり、優れた陰影による表現力をご提供します。

※1 NOx(窒素酸化物)とは、火力発電所やゴミ焼却場、ディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させることによって生成し、光化学スモッグや酸性雨などを引き起こす原因となる大気汚染物質。
人体に対する作用としては、強い酸化作用のため、細胞を傷害するので、粘膜の刺激、気管支炎、肺水腫などの原因となる。中国はじめ各国でも、NOxに対する規制は年々厳しくなっています。

※2 船舶のディーゼルエンジンからの排気は、180℃以下の低温であることと、触媒を被毒する硫黄酸化物を高濃度で含むため、従来法の適用が困難で、無触媒かつ低温処理が可能な脱硝法の開発が求められています。
また、IMO(国際海事機関)によるNOx3次規制が2016年から発効され、1次規制より80%以上のNOx低減が義務付けられています。

※3 ウシオの環境への取り組みについては、Webサイト(https://www.ushio.co.jp/jp/csr/)でご覧いただけます。

補足資料および詳細情報

Soraa社について

2008年に設立。GaN on GaNと呼ばれる高純度窒化ガリウム基板用ソリッドステート照明技術の開発における世界的なリーダー。世界で唯一、高純度のGaN結晶を使用した照明を開発・製造しており、カリフォルニア州フリーモントにGaN on GaN LED電球の生産工場を有している。http://www.soraa.com/

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