グリーンプロダクツ


ウシオは安全・安心・環境配慮型ソリューションの創出をテーマに、この対象範囲を「製品、開発、サービスを含む全事業領域」へと拡大してまいりました。これは、ウシオがあらゆる場面において社会課題を意識し、培ってきた光技術の応用・展開にて課題に取り組む姿勢を示したものです。今後もウシオは地球規模での医療、健康、環境、エネルギー、水、セキュリティ、食糧などの課題にソリューションを提供し、同時に顧客ニーズに応える付加価値の高い製品とサービスを提供していきます。
併せて、省エネルギーに寄与する環境配慮型設計や開発を推進し、あらゆる事業活動によるCO₂排出を抑制することにより、積極的に気候変動への影響を低減させていきます。
具体的には、ウシオ独自のスーパーグリーン製品の認定基準の一つとして省エネルギーの項目を入れているため、認定製品の販売促進により省エネルギーへの貢献も継続的に進めることができると考えています。
また、気候変動を新たなビジネスチャンスととらえ、気候変動下で想定される、安定的な食料調達の要求の高まりに応えるために、植物工場の開発にも携わっています。
 

第6期環境行動計画と結果、その後の計画

2019年度目標

・SCOPE3(※1) CO2排出量を2017年度比1%削減

取り組み

・SCOPE3の2030年の目標値に向けて、対象製品のCO2排出量精査と取り組み内容を把握
・スーパーグリーン製品基準を改定し、新基準でのGP・SG比率(※2)の向上に取り組んだ
・固体光源製品の拡大と売上高比率精査実施

2019年度結果

・2017年度の基準値の精査が必要であることがわかり、再算定を実施
・SCOPE3の対象製品のCO2排出量の精査が必要であることから集計見直し実施
・スーパーグリーン製品基準を改定し、SG製品基準を引き上げたため、今後の省エネ製品開発につながる。
一方そのために、SG認定率は目標の60%で未達
・固体光源の売上比率精査実施

課題

・スーパーグリーン製品基準の基準年を2000年から固体光源が量産化された2015年に変更しとした。その結果SG比率が低迷したが、今後いっそうの省エネ・省資源を意識した開発につなげる。

今後の取り組み

長期目標:2030年度までに、ウシオグループScope3 CO2排出量を2017年度比33%削減する
2022年度目標:精査した製品のCO2排出量より、次期中期計画の目標値設定する
2020年度目標: SCOPE3の2030年の目標値に向けて、対象製品のCO2排出量精査結果

(※1) 製品材料から廃棄までに排出されるCO2の内、使用時に排出されるCO2
(※2) 新製品開発時のアセスメント総件数に占めるグリーンプロダクト製品率、スーパーグリーン製品比率

環境配慮型製品への取り組み

ウシオでは、設計標準に「環境配慮型製品アセスメントマニュアル」を組み込むことで、設計段階より製品が環境に与える影響を事前評価しています。この評価を基に、環境性能を向上させた製品を「環境配慮型製品」として認定しています。さらに環境配慮型製品の中でも優れたもので、既存製品とは一線を画した革新的環境対応技術を採用した製品を「スーパーグリーン製品」として認定しています。

ウシオの環境配慮型製品の体系

スーパーグリーン製品の開発

ウシオは環境配慮型製品の創出に取り組み、ウシオ独自の認定基準に基づき、環境対応技術を積極的に採用した製品を、ウシオの「スーパーグリーン(SG)製品」として認定しています。SG製品は、「省エネ」「長期使用」「3R設計」「使用材料」「アプリケーション」などで優れた環境配慮がなされたトップランナー製品であるほか、「ウシオ環境ファクター」による数値基準をクリアしたもので、現在は31製品が認定されています。

2016年度の認定製品としては、光測定器、紫外線皮膚治療器、LD励起蛍光光源、オゾン燻蒸機、LED光源、インク硬化用UV照射装置など、ウシオ独自の強みが光る製品群に積極的に環境対応が取り込まれることになりました。

スーパーグリーン製品の評価項目

SG製品認定の基準は、次の3つの要件で構成されています。

①環境配慮型製品基準で80点以上(環境配慮型製品アセスメント基準に基づく)

②環境ファクター1.5以上(2015年度を基準年とし、従来製品との比較で計算)

③透明性の確保

環境ファクター

環境ファクターは、対象製品の環境効率/基準年度の同種製品の環境効率で算出しています。また、ウシオでは製品の環境効率を、製品の価値(性能)/環境負荷量で計算しています。製品の価値とは(出力×寿命)で算出し、環境負荷量は√[(入力)²+(3R量)²+(化学物質含有量)²]で計算します。

  • *1 出力:ランプであれば必要波長領域における光出力、照度など

  • *2 入力:製品使用時におけるエネルギー使用量

  • *3 3R量:製品の大きさ・重量(使用している資源の量)

  • *4 化学物質含有量:環境リスク物質の含有量 例えば、環境ファクター数値がαの場合、製品の基準年度に対する改善度合いは以下を示します。

  • ・製品の環境負荷が同じであれば、性能がα倍にアップ・製品の性能が同じであれば、環境負荷が1/αに削減

環境配慮型製品(グリーンプロダクツ)の取り組み

ウシオは製品設計において、環境配慮型製品アセスメントを義務づけしています。環境配慮型製品アセスメントの基準で60点以上をクリアし、環境ファクターの向上などの必要項目を満たした製品を環境配慮型製品(グリーンプロダクツ)として認定しています。

LCA(ライフサイクルアセスメント)の実施

どんなに工場でのCO₂排出量を削減したとしても、作った製品を実際にお客さまが使用されるときに排出するCO₂が増えたのでは意味がありません。また、お客さまにとっても使用する製品が省エネ製品であればコスト、環境の両面でメリットが生まれます。そこで、製品・サービスのライフサイクル全体(ゆりかごから墓場まで)の環境負荷の定量化を行いました。ウシオでは、2006年度にLCAのガイドラインを作成し、LCAを実施対応してきました。