マテリアリティの特定と推進体制
ウシオのマテリアリティ特定のプロセス、その推進体制を具体的に紹介します。
ウシオは、経営の目指す姿として社会が抱える問題を解決する「光のソリューションカンパニー」になるために、重点的に取り組むべき事項について、メディアのマクロトレンド分析を行い、外部からの客観的視点も取り入れながら、ESG経営を根幹とした経営のフォーカスとして特定し、まとめました。
重要課題特定プロセス
STEP1 重要課題の候補テーマの抽出
- メディアや、公開されているサステナビリティ情報、専門家レポートの調査を行うとともに、中長期的な経営方針の検討を行いました
STEP2 重要度(優先順位)の評価とマッピングの作成
- 当社ビジネスに関わる項目の重みづけを行い、ビジネス軸と社会軸でマッピングを行いました
STEP3 妥当性評価
- 外部有識者からヒアリングを行い、当社の方針と特定した重要課題が、社外ステークホルダーの期待と一致しているか検証しました
STEP4 社内の承認手続き
- ウシオの経営会議(コーポレート戦略会議)及び取締役会で、重要課題とそれに紐づくKPI設定の審議を行い、承認を得ました
STEP3 社外有識者による妥当性評価ミーティング
- ・日時
- 2020年12月
- ・場所
- ウシオ電機本社
- ・参加者
- オムロン株式会社 安藤聡様
東京大学 坂元晴香様
早稲田大学 有村俊秀様
環境、医療、統合経営の各分野から有識者を招き、「2030年の世界像」をテーマに、気候変動やコロナをトリガーに、それぞれの観点から未来の世界、社会像について意見交換を行いました。
ダイアログにおいては、気候変動を背景としたカーボンプライシングの加速や、10年後、20年後に実現すると予想される全く新しい医療の形、変化する社会の中で企業は長期的な視点に立ってどのように進化していくべきかなど、様々なご意見・ご指摘をいただきました。

前列左から:坂元様、安藤様、有村様
後列左から:川村、内藤、朝日
5つの経営のフォーカス推進体制
ウシオ電機の代表取締役社長を議長とし、取締役、執行役員等の経営陣が参加するコーポレート戦略会議の中でESG経営への取り組み内容や方針を決定しています。この方針に従い、ESG推進本部が5つの経営のフォーカス各テーマをコーディネートし、担当部門(専門委員会含む)が各事業部・各事業所やグループ各社に計画・施策を展開しています。
また、各拠点のサステナブルな取り組みは、担当部門(専門委員会含む)がグループ個別会議等を通じて、周知や社内の情報共有を行っています。ESGに関する重大事項については、取締役会への報告がなされます。
