CSR調達への取り組み

ウシオは企業理念にあるように、ESG視点での取り組みを行ってきています。ウシオグループのお取引先さまとは、これまで環境対応に加え、近年重要性を増している人権への配慮といったCSR調達をサプライチェーン全体で進めています。これまでの環境行動計画ではCSR調達調査を定期的に実施できる体制を構築し、お取り引き先さまへの説明、調査の実施、評価結果のフィードバック、評価に基づく監査や教育・指導など対話によるCSR対応力の向上を図ってきました。グループ各社・各事業所と連携しサプライチェーン全体のCSR調達方針に対する理解・浸透を図る活動を展開しています。

マテリアリティとして2021年度からは、CSR調達調査の定期的実施と対話については引き続き重点課題として取り組みを継続していきます。それに加え、更なる向上・発展を目指してCSR調達調査の評価基準を見直すとともに回収率やリスクに関するKPIを設定し、グループへ拡大実施していきます。また、調達でできる環境の取り組みとしてSCOPE3カテゴリ1(購入した製品・サービスのCO2排出)の算定などもテーマアップしCSR調達に尽力してまいります。

CSR調達 2021年度以降の計画

経営のフォーカスとしての重要課題 4

2021年度計画

ウシオ電機国内生産拠点のCSR調達調査でのD,Eランク率目標5%以下 *
・D,Eランクのお取引先さまを訪問などしてCSR調達の状況を聞き取り、指導してランクアップを目指す

グループ生産拠点でのCSR調達調査実施 *
・グループ生産拠点でCSR調達調査を実施し、お取引先さまのランクを把握する

主要部材のCO2排出量に関する情報収集
・主要製品をサンプルとして、材料メーカーへの聞き取りや係数表等を用いて、部材のCO2の概算値を算出する

*は第6期環境行動計画からの継続テーマ

経営のフォーカスとしての重要課題 4

中長期目標

環境影響の少ないサプライチェーンを実現する
・部材のCO2削減
・お取り引き先さま(物流含む)へのSDGsを意識したCSR調達実施


※第6期環境行動計画におけるCSR調達の取り組みは、マテリアリティの特定においても重要課題と評価されました。
  そのため、2021年度より経営のフォーカス4のテーマの一つとして、引き続き取り組んでいきます。

グリーン調達

ウシオでは、資材の購買活動の指針として「グリーン調達基準」を制定し、ホームページで公開しています。RoHS指令をはじめとした各国の法規制に対応するとともに、独自の環境影響化学物質を規定し、製品含有化学物質に関する内外の要求に応えています。「グリーン調達基準」では、さらに基準を遵守するための体制を自己評価する評価表を付すとともに、環境マネジメントシステム(EMS)の構築をお取引先さまにお願いしています。

 

2014年度以降、お取引先さまでの自己評価実施の支援を積極的に進めています。

グリーン調達各種資料 ダウンロードのページへ

製品含有化学物質管理システム(CMS)

近年、REACH規則など対象化学物質が増加しており、その他の規制も含め市場の要求や変化のスピードはますます加速し、お取引先さまへの負担も激増しています。 そこで、ランプ製品や部品点数の多い装置類においても、効率的に調査を進めていくため化学物質の含有調査にデータベースを使用し、データ管理を行っており、さまざまな含有化学物質の規制に対応を行っています。

CMSの展開

企業の活動がグローバル化する中で、生産の海外移管などに伴い、お取引先さまもグローバルになっています。
現在では、世界に展開している生産拠点に於いてchemSHERPA(ケムシェルパ)での含有化学物質調査・回答を行っています。

CSR調達調査結果

播磨事業所および御殿場事業所では継続してお取引先さまを対象としたCSR調達調査を実施しております。
2020年度は、新たに京都事業所も加え、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)にて策定された「CSR調達・セルフアセスメント質問表」を用いてお取引先さまのCSRの取組み状況を確認いたしました。前回2017年の結果よりすべての項目においてレベルアップしています。お取引先様各社においてCSRが浸透し、理解が進んだされた結果と考えております。
今回の結果を元にCSRへの取組みが不足しているハイリスクのお取引先様と対話を継続する事により、相互のレベルアップを進めていきます。
また、2021年度からグループ各社でCSR調達調査を開始しました。

CSR調達に関するお取引先さま各社自己評価結果(前回2017年度と2020年度の比較)

              
 


 

紛争鉱物への対応

ウシオグループでは、ランプの電極やフィラメントなどの部材にタングステンやタンタルなどを使用しています。そのため、「紛争鉱物に対する基本方針」を制定し、グループ内ならびにお取引先さまに対しても紛争鉱物の使用を制限しています。さらに紛争鉱物の使用状況を調査し、お客様に調査結果(RMI/CMRT*)を報告しています。

ウシオではお取引先さま各社の紛争鉱物の使用状況について確認し、随時情報を更新しています。これまでは、該当するお取引先さまにおける紛争鉱物の使用の有無について確認を行ってきましたが、2015年度からは鉱山ならびに精錬所にまで確認の範囲を拡げています。

(紛争鉱物)
紛争鉱物とは、紛争地域において産出され、鉱物を購入することで現地の武装勢力の資金調達につながり、結果として産出地域の紛争に加担することが危惧される鉱物の総称です。米国証券取引委員会(SEC)による金融規制改革法の紛争鉱物条項に基づき、米国の証券取引所に上場している企業などに、コンゴおよび近接諸国で産出された紛争鉱物(タングステン、タンタル、金、スズ)の製品への使用に関する開示と報告が義務づけられています。
 

【紛争鉱物に対する基本方針】

  • コンゴおよび周辺紛争地域で産出される武装勢力の資金源となる紛争鉱物(タングステン、タンタル、金、スズ)を使用しない。
  • 仕入先にウシオ方針を伝え、必要な調査を実施する。
  • 紛争鉱物の使用が明らかになった場合は購入を中止し是正を行う。

2019年7月1日
ウシオ電機株式会社
代表取締役社長 内藤 宏治

*RMI/CMRT=Conflict Minerals Reporting Template(CMRT)は、Responsible Minerals Initiative(RMI)によって開発された無料の標準テンプレート

サプライチェーン全体の事業活動における省エネ、資源節約、生物多様性保全、人権尊重に向けて

ウシオでは、「ウシオグリーン調達基準」においてお取引先さまにISO14001や「エコアクション21」などの環境管理システムの構築をお願いしています。ウシオではお取引先さま各社の環境への取り組み状況の調査を適宜実施させていただき、対応力の優れたお取引先さまを優先して取引を行うことで、サプライチェーン全体での環境保全活動の維持・向上を図っています。
 

継続的に実施中のCSR調達アンケート調査においても、事業所活動による汚染の回避、資源エネルギーの有効活用、温室効果ガスの排出量削減、廃棄物削減についての取り組み状況を自己評価していただいており、全体集計結果と各社さまの位置づけをご確認いただくことで、お取引先さまの啓発に努めています。

各お取引先さまの事業活動における人権尊重(児童労働および強制労働の防止、差別の禁止と機会均等、団結権および団体交渉権の認可、過度の労働時間の排除、賃金水準の維持、安全衛生の維持など)の取り組みについて、ウシオのホームページや定期的なアンケート調査を行うとともに、資料を配布するなど教育を行っています。

業界団体内での企業連携におけるイニシティブ貢献

ウシオは2010年10月に国連グローバル・コンパクトに署名し、10原則への支持を表明しました。グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)のサプライチェーン分科会に参加、CSR調達活動のあるべき姿を追求する活動をしました。その成果として、2013年には参加企業とともに「サプライチェーンにおける望ましいCSR活動のあり方」(提言書)を発行しました。

「サプライチェーンにおける望ましいCSR活動のあり方」 日本語版 英語版
「CSR調達入門書-サプライチェーンへのCSR浸透」  日本語版 英語版・中国語版
「CSR調達 セルフ・アセスメント・ツール・セット」 日本語版 英語版 中国語版