多波長レーザー光で画像検出精度向上【解決編】

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解決のポイント

ワークを確実に捕らえた高速検査を実現

あらゆる光源の中から最適なものを選択できた
 

解決

 

ワーク毎に最適な照明を再現できる光源を選択

 

解決策を見出せずにいたY氏は、情報収集のために足を運んだ展示会でウシオ電機のブースに立ち寄りました。そこで紹介されていた光源/レーザーに興味を持ち、話を聞いてみることにしました。
「通常、レーザーは単一波長なので干渉が起こるとされていますが、多波長レーザーはこれらの問題を解消しています。しかも、ウシオ電機の多波長レーザは1ファイバから出力するレーザー照明を採用しているので、ワーク毎に最適な照明が可能です。」という説明を受けたY氏は、自社内で検証したいと考え、後日改めて相談することにしました。
数日後に来社したウシオ電機の担当者から聞く話は、Y氏が知っているレーザーの概念を覆す使い方でした。

イニシャルコストを抑えて導入でき、高速検査にも対応

 

Y氏の知る限り、レーザーといえば大型でエンジニアの立場からすると危険で取り扱いにくい光源の一つでした。ところが、ウシオ電機のレーザは手のひらサイズでありながら高出力のため、一部のハイエンドモデルではランプの置き換えとして採用され始めているというのです。
「展示会場で説明を受けた1ファイバで多波長を入れられるということはもちろん、光漏れ対策やレンズミラーなどの光学系を用意する必要がないという点にも興味を持ちました。」とY氏。装置の切替えなく簡単に設置できるので、あまりコストをかけずに導入できそうだと判断しました。
導入に向け検討を始めたE社ですが、社内に専門知識を持つ人がいなくとも不安なく進めることができました。「当初は『レーザーは危険ではないか』『コストが見合わないのでは?』という社内の声もありましたが、ウシオ電機さんの細部に渡るサポートもあって、全員が納得いくまでに時間はかかりませんでした。」とY氏は振り返ります。ビジョンシステムのランプをレーザーに切替えたこと、ワークの状態に関わらず高速検査ができるようになり、検査工程でのスタックを解消することができました。 レーザー含め、光源を知り尽くしたウシオ電機だからこその提案に満足したE社では、他のランプの見直しも検討しているそうです。

この課題を解決したソリューション