Interview

社員紹介

自分の手掛けた装置が

新たな開発につながる醍醐味

SCROLL
RECRUITING

技術系

光源事業部SSLS
one team SSLS BU
第二技術部 プロセス技術三課

T.Yさん

2020年入社
工学研究科 電気電子工学科

学生時代の専攻・研究内容

青色LEDの発明でノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇先生らに影響され、大学院時代はLEDや半導体レーザに使用される光半導体材料の光物性を研究していました。半導体結晶の品質低下の要因となる欠陥や不純物について、その発生原因やもたらす影響を、フォトルミネッセンス測定などの光学的測定によって調べる研究です。それらが解明されたら、光デバイスの発光効率向上にもつながるので、今振り返るととても重要な研究をしていたなと思います。

THEME
01

入社を
決めた理由

光源体のみで勝負する会社は
世界的にもめずらしいから

大学院で半導体結晶の研究をしていたので、それがどのように製品化されるのか興味がありました。自分でもつくってみたいという好奇心もあり、半導体結晶の作製から製品パッケージ化まですべての工程を自社で行うウシオ電機を志望。ランプから半導体レーザまでこれだけ幅広い光源を扱う会社は世界的にも少ないですし、何より採用担当の方から聞いた「ウシオはあらゆる波長の光を扱う珍しい会社です」という言葉が印象的でした。光を軸にして勝負するその姿勢にとても惹かれたのです。

THEME
02

現在の
仕事内容

特性評価に必要な装置の
製作と立ち上げを担当

私が担当しているのは、半導体レーザの特性を評価する装置です。製作だけでなく、ベンダーから購入したモジュールの動作確認や条件設定などを行い、ウシオで使える状態にする立ち上げ業務も行っています。
評価結果をまとめたデータシート(特性表)は、お客様が半導体レーザを購入する際の重要な判断材料です。しかし測定する装置によって、結果にどうしても機差が生じてしまいます。この仕事の難しいところは、そうした機差による評価結果のズレをいかに防ぐかという点です。測定結果にはさまざまな要因が混ざり合っているので、機差の調整はそう簡単にはいきません。また、装置の作製にはメカ・エレキ・ソフトの複数の分野にまたがる技術が求められますが、私はどれも素人で知らないことがばかり。苦労は絶えませんが、その分勉強になることがたくさんあります。

THEME
03

やりがいと
今後の目標

広い知識と応用力を備えた
“どこでも通用する技術者”になりたい

私が立ち上げた装置を使って、測定者が望む通りの測定結果が得られたり、そうしたデータが製品開発や品質向上につながったりしたときは、やはりやりがいを感じます。ですが、入社2年目の自分はまだまだ未熟。今はとにかく広い知識と経験を身につけ、どの部署へ行っても通用する技術者になりたいですね。
仕事を通じて社会に貢献していきたいという思いもありますが、まずは会社への貢献が先。これからも自ら積極的に行動して学び、理想の技術者へと成長していきたいです。

光のおもしろさ

魚の成長促進にも、
光が使われている!

私が入社して驚いたのは、魚介類の養殖や漁において、照明としてだけでなく成長促進やおびき出すために光が使われていること。ウシオの社員なら誰もがそう言うかもしれませんが、想像できない分野にまで使われる無限の可能性が、光のおもしろさだと思います。

ある1週間の
スケジュール

オフの過ごし方

MON
タスク整理と
スケジュールの
確認
出社後、1~2週間先まで仕事の計画をたて、どのように仕事を進めていくかシミュレーションします。
TUE
装置立ち上げ
メイン業務である半導体レーザの特性評価装置を立ち上げるため、さまざまな実験を行います。結果をまとめ、上司とディスカッションをする過程がおもしろいです!
WED
新装置の
打ち合わせ
新しい評価装置について、装置メーカーと打ち合わせ。装置が出来上がった後では修正ができないため、事前にかなり細かい部分まで議論を行います。
THU
特性評価装置への
基準移管
古くなった装置から新しい装置へ基準移管を行います。測定後にデータをまとめ解析します。
FRI
データ解析
結果共有
解析したデータを関連部門の方々と共有し議論。かなり細かいところまで指摘や質問が入るので、精神的にも大変! ですが、データの見せ方なども含めとても勉強になります。

休日は釣りに行ってリフレッシュします。社内に釣り好きがたくさんいて、私はもともと川釣り派でしたが、最近はマグロやカツオ、など海の船釣りを一緒に楽しんでいます。初めて釣って料理して食べた、“太刀魚の炙り刺し”の感動的なおいしさは今でも忘れられません。昔から魚が好きですね。最近は上司に誘われてメダカ育成も始めました。