Interview

社員紹介

「よくわからないもの」にこそ

楽しみながら向き合って

社員紹介 S.Fさん
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RECRUITING

技術系

システムソリューション事業部
EUV部 技術開発統括部
EUV研究開発二課

S.Fさん

2019年入社
工学研究科 材料工学専攻

学生時代の専攻・研究内容

大学院では材料工学を専攻し、金属材料と光の相互作用を研究していました。そもそも大学で工学科に進んだのは、応用が利く分野だと思ったから。何かを突き詰めて研究するのも好きですが、目に見える製品などの形に応用させていくほうに、より興味があったんです。研究の道に進まず就職したのも、それが大きな理由。ちなみに、小さい頃の夢は理科の先生になることで、身の周りの「よくわからないもの」に昔から興味がありました。

THEME
01

入社を
決めた理由

光を“つかう側”から
“つくりだす側”になりたかった

学生時代、材料と光の相互作用を調べていた私にとって、光は「やって来るもの」。でも、「この光は一体どこから来るんだろう?」と考えるとよくわからなくて、ずっとブラックボックスみたいなものでした。光を(実験に)使うだけでなく、光そのものを生み出す側になりたい。そう思ったのが、ウシオ電機に入社したきっかけです。なんせ「光源メーカー」ですから、どの部門に配属されても光源に関する仕事ができます。研究室ではウシオ製の測定装置もあったので、社名への親しみもありました。

THEME
02

現在の
仕事内容

仮説をもとに試行錯誤する
そのプロセスがおもしろい

光源の状態を、目的に合わせて高精度に測るにはどうすればいいか。その方法をあれこれ考えるのが私の仕事です。「光を測る」と一言で言っても、ポンと出した光をパッと測って終わりかと言ったらそうではなく、「この部分だけ測りたいけど、余計な要素も混ざってしまう」など、必要な要素を過不足なく測るにはさまざまな問題をクリアしなければなりません。より物理的な課題に取り組めるのは、この仕事のやりがいだと思います。
仕事をしていて一番ワクワクするのは、おもしろい仮説を立てられたとき。「やっぱりそうだよね」と思った通りの結果を得るときより、「あれ、違った! じゃあ……」と次の仮説を考えるとpほうが、テンションが上がるかもしれません(笑)。

THEME
03

やりがいと
今後の目標

悩んだときこそ遊び心を忘れず、
柔軟な発想で仕事を楽しむ

仕事においては「遊び心を持つこと」を大切にしています。煮詰まったときは別の実験をしているメンバーのところへふらっと遊びに行き、「何してるの? 私にもやらせて!」「今こんなこと考えてるんだけどどう思う?」と雑談半分に相談。ラクな気分のときこそたくさんアイデアが浮かびますし、仕事も楽しめるのではないでしょうか。
私は人から「こうだ」と言われても、腑に落ちないと「本当?」と疑うタイプ。変だと感じたものはすぐに調べたくなる性格なので、ときどき仕事なのか趣味なのか分からなくなります。でも、そうやって趣味の領域も持ちながp、長く楽しく仕事を続けられたらいいなと思います。

光のおもしろさ

知れば知るほど、
あれも気になる、これも気になる!

光をつくりだすには、例えば金属の性質を詳しく知らないといけなかったり、電気の知識が必要だったりと、限りなく周辺情報が広がります。光からいろんなものがつながり、気になることがどんどん増えていく。その拡張性におもしろさを感じます。

ある1週間の
スケジュール

オフの過ごし方

MON
先週のまとめ
前の週に行なった文献調査や実験のデータをまとめて頭の中を整理し、今週何をするかスケジュールを立てます。
TUE
課会
現在考えている事項について課内で話し合い共有します。これからどうしていけばいいか意見をもらったり、相談したります。
WED
実験
内容によっても変わってきますが、数日から1〜2週間かけて実験を行うことが多いです。いつも1〜2ヶ月のサイクルで実験の計画を考えています。
THU
データまとめ
実験結果を課内で共有します。また、お客様に近い他部署の方にも相談をして、資料のまとめ方を考えることもあります。
FRI
文献調査
EUVの研究に関する文献を調べます。必要な資料や論文が英語で書かれていることも多く、語学レベルにかかわらず英語からは逃れられません……。

読書が好きなので、ふらっと本屋さんへ行ってはおもしろそうな本を見つけて何冊も買い込みます。ジャンルは問わず広く浅く様々な作品に触れ、読み終えたらまた本屋さんへ。芸術作品を眺めるのも好きで、最近ではオンラインで公開されている美術館のアーカイブを見て楽しんでいます。健康維持と気分転換のため、お散歩に行くことも。