技術系
THEME
01
決めた理由
「光」をキーワードに
たどり着いたウシオ電機
高校生の時、物理の先生に「光の現象がよくわからない」と相談したことをきっかけに大学の応用物理学科に進学。思い返せばその頃から、自分の進路決定に「光」が関わっていたのだなと思います。就職活動でも、まずはインターネットで「光 メーカー」と検索。そこでウシオ電機のことを知り、インターンシップや会社説明会に参加しました。選考課程では、先輩社員や内定者などウシオ電機に関わるさまざまな方とお話する機会があり、親しみやすい印象を持ったことが最終的な入社の決め手です。
THEME
02
仕事内容
今ある製品の性能改善に加え
新たな技術の開拓にも取り組む
現在は干渉露光装置の性能改善に取り組んでいます。ウシオ電機の干渉露光装置は、ナノメートルオーダーの干渉縞をナノメートルオーダーの位置精度で重ね合わせて露光することにより、従来の干渉露光技術に対してより露光面積を大きく、かつシームレスにパターニングできることが特長です。
この性能をさらに向上させるために、露光条件を変えての品質評価や、装置の動作をナノメート単位で精密に制御するためのデータ収集および解析を行っています。研究開発は主にクリーンルームで作業。一度入るとしばらくこもりっきりになることもありますが、大変というよりむしろリラックスして集中できますね。
こうしたメイン業務のほかに、新規事業につながる技術の調査活動も進めています。それぞれ興味のある技術について自由に調べているのですが、私が個人的に今注目しているのは、光の偏光を制御する技術。光の状態を記述する際に、強度と波長に偏光を追加することで、光のポテンシャルをどう引き出すのか注目しています。
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03
今後の目標
技術課題の解決に
自分自身の成長も重ね合わせて
研究開発に集中していると、思い通りの実験結果が出ずにしんどい思いをしたり、やったことのない作業に戸惑ったりすることがあります。でも、そんな時こそ視野を広げてみると、「できなかったことができるようになっている」というポジティブな側面を見つけることができます。例えば、大学時代はパソコンでシミュレーションするだけだったのに、今は装置を使って実験をする側になり、製品の開発にも関わっている。それだけを考えても、大きな成長です。技術課題の解決とともに自分自身の成長も実感できることが、大きなやりがいになっています。
今後の目標として考えているのは、担当業務に機械学習を組み合わせることです。機械学習を用いてデータから経験則を抽出することで、これまで一定の経験値がないとできなかったことに、より多くの人が取り組めるようになります。私たちの研究開発をサポートし、可能性を広げてくれるパートナーとして、機械学習をバランスよく取り入れていきたいです。
光のおもしろさ
光は、物理学の土台に
なっている。
光は、物理学の多くの分野で基準となる役割を果たしています。なぜなら、真空中を光が1秒間に進む距離をもとに1mの長さが決まり、真空中の光速度は誰から見ても同じだからです。現在の物理学の土台になっていることが、光の魅力だと思います。
ある1週間の
スケジュール
オフの過ごし方
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デスクワークと
週礼 - 毎週月曜日に1時間の週礼があり、部署内の進捗状況を共有。それ以外の時間は、データ解析や論文調査をしています。
・
WED
- 実験
- クリーンルームで一日中実験。自分の席にいる時間はあまりなく、クリーンルームと食堂を往復して終わる日も。
- 勉強報告会
- 各々の興味や勉強したことを、持ち回りで発表する会が開かれます。自分のまったく知らない分野の話を聞けるので刺激になります。
-
データまとめ・
解析・資料作成 - 1週間の実験データをまとめ、解析や報告資料の作成を行います。金曜は、在宅勤務をすることが一番多い曜日です。
プロ野球のヤクルトスワローズのファンなので、コロナ以前は神宮球場に観戦に行くこともありましたが、最近は家で中継を見ることがほとんど。それ以外にはゲームをしたり、読書したり、映画を見たり。休日は自宅で過ごすことが多いですね。休日ではありませんが、仕事の合間のリフレッシュや眠気覚ましに事業所内の散歩もよくしています。