印刷用UV-LED「UniJetシリーズ」

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ウシオのUniJetシリーズは、紫外線硬化や印刷に関わる市場の厳しい要求を満たすために最適に設計・開発されたUV-LEDモジュールです。
UniJetシリーズは従来の標準的なUVランプの代替として求められていた理想的な光源であり、このモジュールが併せ持つ水冷、空冷、調光の様々な機能によって、それぞれのお客様が求める仕様やニーズを確実に実現することができます。
『ラベル新聞』2022年3月15日号 PDF(1.25MB)
『ラベル新聞』2021年3月15日号 PDF(1.24MB)
印刷産業の未来にUniJetで貢献する
UniJetの優れた性能と信頼性で印刷メーカ様の製品価値向上に貢献します。
また、UV-LEDの省エネ効果でCO2を削減し、地球温暖化防止に貢献しながら、
印刷産業の成長と発展を牽引してまいります。

ウシオ電機のUV-LED UniJetシリーズはハイパワーなので、LED用の高感度インキに変更する必要がありません。 ウシオ独自の高密度実装による高照度の実現により、ランプ用の従来型UVインキもしっかりと硬化します。
インキメーカーT&K TOKA様と共同で硬化実験を行いました。実験結果はこちら >>
※ 最終的にはお客様の印刷機による確認が必要となります。デモ機の貸し出しを行っておりますので、お気軽にお試しください。

しかし、UniJetなら、排気ダクトは不要です。省スペース化できるうえ、作業環境を大きく改善します。
交換ランプを在庫で持っておく必要がありません。交換に必要な費用・工数の削減も可能です。
※定期的なフィルタ交換・窓清掃など基本的なメンテナンスは必要です。

印刷分野 | 接着分野 |
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インクジェット印刷 3Dプリンティング フレキソ印刷 オフセット印刷 凸版印刷 スクリーン印刷 |
電子部品(カメラ、他) 二次電池 半導体 モバイル機器 メディカル FPD(OLED、LCD) |
Coating分野 | 化学分野 |
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機能部材(フィルム) 塗装・塗料・パテ 半導体 ファイバー オートモーティブ 建材 |
樹脂 |
排熱が極めて少なく排気ダクトも不要なため、オペレーターの作業環境が向上
シール・ラベルをはじめ、マスキングテープなどを製造しているタニダ株式会社は、多品種小ロットかつ短納期への対応を目的に、ユーザーのニーズにマッチした生産体制の構築を推進されています。さらに今年からは、ウシオのUV-LEDシステム「UniJet i」シリーズをラベル印刷機に搭載。エネルギーコスト削減と生産現場の作業環境向上にも、力を注いでいます。
従来のプロセスカラーインキだけでなく、白インキも毎分150ショットで硬化

同社は、キャラクターやファンシー、文具関連をはじめ、食品や工業、さらには偽造防止用途などのシール・ラベル製造を幅広く手がけており、フルカラーかつ高付加価値な製品の生産体制を確立。特に近年は、これまで培った技術ノウハウを生かし、主力のファンシー・文具分野から他分野へ展開することで、売り上げ向上に努めています。
また、印刷機は、作業の効率化および受注内容に即した仕様への変更を目的に、定期的な入れ替えや改良を行っており、昨秋、既存の印刷機にウシオのUniJet iシリーズを搭載し、テストを実施。良好な結果が得られたことから、今年4月に本格採用となりました。
「4~5年ほど前から、省電力化を実現するといったメリットを把握してはいたものの、システム本体のイニシャルコストが高く、また従来のUVインキではなく高感度タイプのインキを各メーカーが推奨していたこともあり、導入を控えていた。そのような中で昨年、オフセット間欠機のUV装置が故障し、メンテナンスを依頼した際、インキメーカーを通じてウシオのシステムを提案された。早速テストで搭載したところ、プロセスカラーだけでなく白インキも毎分150ショットで硬化するといった結果が得られたため、設備導入を決断。1灯をUV-LED化した」(同社業務部の阿式良信部長)。
印刷オペレーターの作業環境が向上
実際に導入して、特に高い効果が得られたと感じる点は作業環境の向上(阿式部長)。本社工場内で、オフセット間欠機が設置されている箇所は、空調やUV排気ダクトなどが設備されていますが、近年の日本は夏場の気温が上昇しており、作業環境として厳しい状況にあります。とりわけ昨夏は、同社がある山陰地域でも例年を越える高温状態で、できる限り空調コントロールを行っても、高温化を避けることができず、結果として印刷オペレーターの作業負担となるケースが生じていたとのこと。
これに対して、UV-LEDシステムはメタルハライドランプなど従来のUV装置と比較して排熱が極めて少ないため、空調の効果が向上。
「空冷方式にもかかわらず排気ダクトが不要なので、印刷機周辺のレイアウトがすっきりし、オペレーターの作業がしやすいといったメリットも得られた。既設印刷機のUV装置を外してUniJet iシリーズを搭載したが、設置スペースにも収まるなど小型といった点も魅力。また当初『UV-LEDは出力が弱い』とのイメージを持っていたが、UniJet iシリーズは、既存のUV装置と比較してもそん色のない高出力であることが確認できた。
さらにノウハウを蓄積することで、高いレベルでの印刷が可能になると確信しており、今後もユーザーニーズへのさらなる対応はもとより、作業環境の向上や環境負荷軽減に貢献する企業としてのサステナビリティ推進を目的に、最適な設備投資を図りたい」(阿式部長)。
UV印刷のスピードとクオリティを維持しながら、
電気代80%削減を実現した方法とは?
業種:シールラベル印刷業 E社
部署:設備部門
背景
シールラベルのUV印刷を専門とするE社は、大手得意先からの厳しい値下げ要求を受け、コストダウンの手段を模索していた。
課題
ランニングコスト削減のボトルネックは、UVランプの消費電力
印刷単価が下落する中、どうにか利益を確保するために、E社ではありとあらゆる手を尽くしてコストダウンに取り組んできました。上層部からさらなるコスト削減を指示された設備部門のH氏は、以前にも何度か同様の指示を受けています。その際は、生産管理方式の変更により在庫を圧縮したり、材料も一から見直したりという試みにより応えてきていました。しかし、現状ではこれ以上のコストダウンは不可能だと判断せざるを得ない状況でした。
限界を感じながらも、どうにかできないか必死に考えたH氏は、ランニングコストに目を向けました。
「印刷機のランニングコストの大半を占めているのが電力でした。その中でも、UVランプが非常に大きな電力を消費していたのです。しかし、インクを硬化させるために不可欠なものなので、容易く削減できるものではありませんでした」と、H氏は振り返ります。 印刷物のクオリティを維持しながら消費電力を削減する方法はないか、H氏は情報を集めました。
課題のポイント
ランニングコストの大半をUVランプの消費電力が占めている
解決のポイント
瞬点が可能なため、待機時の点灯が不要に
解決
低消費電力かつ待機時の点灯不要で、電気代を70~80%削減
取引先のUVインキ会社との会話の中で、H氏がランニングコストについて触れたところ、UVランプから消費電力の少ないLEDに変えてはどうかと勧められました。H氏が興味を示すと、UVインキ会社の担当者はウシオ電機を紹介してくれました。 ウシオ電機の営業によると、今のLEDはUVランプと同等のスピードで硬化できるとのことでした。さらに、硬化実験の結果も提示され、トップコート紙、ユポ紙、PETへの印刷で、まったく問題なく硬化することが分かりました。 待機時も点灯しておく必要があるランプに対し、LEDは瞬点が可能なため、使用しないときには消灯することができます。LED自体の省エネ効果と併せて、電気代を70~80%も削減できるのです。

ダクト不要で、レイアウトの自由度向上
ウシオ電機の提案で、既設印刷機のUVランプを取り替えて、社内でテストを実施することになりました。その結果、LED専用のUVインクを使わなくても、今までどおりのスピードとクオリティで印刷することができ、確かな性能を実感することができました。
UVランプを取り替えるだけで導入することが可能でしたが、E社ではちょうど印刷機の買い替え時期に差し掛かっていたことから、LED印刷機へのリプレイスを決断。リプレイス直後からE社の消費電力は激減し、その効果を実感することができました。
「コスト削減以外にも、LED印刷機にしてよかったと思うのは、ダクトが不要になったことです。UVランプの時は、印刷機は定位置から動かせないのが当たり前でしたが、今はレイアウトの自由度が上がり、スペースの有効活用や業務の効率化のための改善を検討できるようになりました」(H氏)
この課題を解決したソリューション

























