高速検査を実現し、生産性を向上【課題編】

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高速検査を実現し、生産性を向上!
ランプ交換の手間とコストを削減した方法とは?


業種:自動車外装部品メーカーB社
部署:生産技術部

 

背景

 

B社ではさまざまなサイズの部品を、川幅の広い生産ラインで製造している。多品種少量生産の効率化が課題となっていた。

課題

 

生産性向上を図るも検査工程が出荷までのボトルネックに…

 

B社では生産性の向上を狙い、設備投資をして生産ラインの自動化工程を増やしました。しかし、検査工程が出荷までのボトルネックになってしまい、その効果が得られませんでした。ラインの川幅全部を占める大きさの製品もあれば、小さなものも生産しており、色もさまざまなため、検査対象物にうまく光を当てることが難しかったのです。

生産技術部のY氏は現在使っているランプの代わりを探し、LEDを検討しましたが、輝度不足で使えませんでした。そこでランプを増やして横に並べ、川幅に対応しましたが、ランプは一カ月未満で交換しなければならず、そのたびに「ランプの単価×個数」の費用が発生し、また、ランプが切れるたびにラインを止めて交換するため非効率的でした。 「これでは自動化工程を増やした意味がない。早く検査工程を根本的に改善する手立てを見つけなくては…」社内でも急かされ、Y氏は改善手段を模索しました。

課題のポイント

生産性向上を目指すも検査工程が出荷までのボトルネックになっている

ランプを増やすと交換のたびにラインを止めなくてはならず非効率