アバランシェフォトダイオード

avalanche photodiode あばらんしぇふぉとだいおーど

解説

アバランシェフォトダイオードとは、アバランシェ効果1)を利用した光電子増倍作用を持ち、受光感度が高く、高速応答するフォトダイオードのこと。
真空管である光電管における光電子増倍管に相当し、通常のフォトダイオードより受光感度が10倍以上高く、高価である。インジウム・リン(InP)などの化合物で作製される。

1)アバランシェ効果:強電界を持つ半導体の受光部にが入ると、光子の衝突によって発生した電子が電界で加速され、衝突電離を引き起こす過程が繰り返し発生することで、電子が雪崩(avalanche)のように増える効果のこと。