液晶

liquid crystal えきしょう

解説

液晶とは、ある種の物質が、ある温度範囲内において、流動体と結晶体の性質を兼ね備えている状態のこと。物質そのものを指すこともある。
液晶には、一般にスメクチック相、ネマチック相、コレステリック相がある。

全体が液体のような流動性を示しながら、なお、結晶に似た構造上の規則性をもち、光学的に異方性を示す。電磁力・圧力・温度などに敏感に応答することから、広く表示装置などに応用される。
また、偏光子と組み合わせて透過するの量を制御できることから、ドットごとにカラーフィルターを使えば、フルカラー表示が可能となる。

※液晶ディスプレイの主な方式として、TN、STN、VA、IPSなどがある。TFT方式は、駆動するために画素ごとにトランジスタを作りこんだもので、TN、VA、IPSなどとは違う種類の概念がある。