コヒーレント

coherent こひーれんと

解説

コヒーレントとは、波動が互いに干渉しあう性質を持つことを表す言葉で、二つまたは複数の波の振幅と位相の間に、一定の関係があることを意味する。

電磁波であるラジオやテレビの電波は、その周波数や位相、波面がきれいに揃った波であるのに対し、光は電磁波の一種であるが、それらが揃っていない。しかし、レーザ光は完全ではないが、かなりコヒーレント性の高い光であり、コヒーレント光と言われることもある。コヒーレント光は拡散しにくく、遠方まで届きやすい性質を持つことから、レーザ光は光ファイバを使った長距離通信などに使われる。