効率(ランプ発光の)

luminous efficacy of a lamp こうりつ(らんぷはっこうの)

解説

効率(ランプ発光の)とは、ランプの全光束をランプの消費電力で割った値のこと。ランプ効率または光源効率とも言う。
単位は、ルーメン毎ワット〔lm・W-1〕で表す。
人間の目は、同じエネルギーの光でも波長によって明るさの感じ方が変わるため、放射束ではなく光束を用いて評価している。
光源効率発光効率放射効率を参照。

※効率(ランプ発光の)は〔全光束/消費電力〕であり、発光効率は〔全光束/全放射束〕である。単位は〔lm・W-1〕で同じであるが、意味が異なるので注意を要する。

※日本語では効率と表現しているが、分子と分母の単位が異なるために、通常の意味の効率の概念とは異なる。英語ではefficiency(効率)でなく、efficacy(効力・効果)が使われており、光束が純粋な物理量でないことが現れている。
通常は、光源の消費電力を用いるが、それが困難な場合は、光源の消費電力に安定器などの補助装置で消費される電力を含めて用いることがある。