ワイブルプロット

weibull plot わいぶるぷろっと

解説

ワイブルプロットとは、信頼性試験によって得られたデータがワイブル分布1)に従うかどうかの判定と、ワイブル分布のパラメータを求めるために、ワイブル確率紙(片対数)のX軸に時間を、Y軸に累積故障率を記述すること。

X軸を ln(t)に、Y軸を lnln(1/(1-F(t)) に変換することで、Excel散布図でプロットできる。 これによって得られた近似式それぞれの傾きがほぼ同じかどうかで、故障モードが同一かどうかの判定を行う。

1) ワイブル分布(Weibull distribution):物体の強度を統計的に記述するためにW.ワイブル(Waloddi Weibull)によって提案された「確率分布」のこと。1951年にアメリカで初めてベアリングの評価に用いられたが、その他のさまざまな評価へも適用できる。とりわけ時間に対する劣化現象や寿命のデータに適応し、また小さいデータ範囲への適用にも優れている。