カーボン電球

carbon filament lamp かーぼんでんきゅう

解説

カーボン電球とは、炭素(カーボン)のフィラメント発光体とした白熱電球のこと。

※T.A.Edisonが1879年に発明した実用電球はカーボン電球であった。使用していたフィラメントは、木綿の縫糸を、酸素を残さないように高温で炭化して、馬蹄形にしたものである。1881年、京都(清水八幡宮境内)の竹がフィラメントに採用され、セルロースに代わるまで、約9年間使用された。
※1890年に日本で国産化された電球は、竹のフィラメントを使ったカーボン電球であった。
※1908年にGE(General Electric Co.)で線引タングステンのフィラメントを使った電球が発明されるまで、カーボン電球は照明用電球の主流であった。