視感度

spectral luminous efficacy しかんど

解説

視感度とは、放射束光束で評価したときの効率のこと。
波長λの単色放射について、その放射束Φを光束Φvλで評価し、記号はK(λ)、K(λ)=Φ/Φ、単位はルーメン毎ワット〔lm・W-1〕で表す。
一般に、明所視(photopic vision)1)に対して言う。最大視感度を示す波長は555nmで、この時の視感度は683 lm/Wである。

1) 明所視(photopic vision)とは、視野内が普通程度の輝度(数cd・m-2以上)で、主に視細胞の内のすい状体が働いている視覚の状態。また、暗所視(scotopic vision)とは、視野内の輝度が低く(約10-2cd・m-2以下)、主に視細胞の内のかん状体が働いている視覚の状態。