標準的なレーザーダイオードは、出射光の速軸(fast axis)と遅軸(slow axis)の間に非対称なアスペクト比を持っており、しばしばこの比は3:1にもなります。 Blue Sky Research社はこのレーザーダイオード特有の制限を克服するために、ミクロンサイズのレンズ(μLens)をレーザーダイオードのすぐ近くに正確に挿入することでビームのアスペクトレシオを小さくすると同時に収差を補正する技術を有しています。
ΜμLensにより補正されたビームは理想的なガウシアンビームとなり非点収差も補正されているため、特にシングルモードファイバへ結合に置いて高い効率を得られるメリットがあります。
硬化・接着・結合
液晶・ディスプレイ
VPSL
Blue Sky Research社のVPSL(Virtual Point Source Laser)は、µLensをレーザーダイオードに挿入することで、低発散、円形、回折限界のビームを出力するレーザーです。この良好なビーム特性により、VPSLは、シングルモード光ファイバーへの可視光領域で最大80%以上の結合効率を実現します。
VPSLは理想的なガウシアンビームを出力するため、ファイバー結合のみならず、空間光を使用する場合もビーム整形のための光学系を大幅に減らすことが可能。システムコスト・サイズの低減に寄与します。VPSLは標準的なレーザーダイオードと全く同じパッケージ(TO-56またはTO-9)を採用しています。ご使用のレーザーダイオードをVPSLTMに容易に置き換えた設計が可能です。
硬化・接着・結合
液晶・ディスプレイ
FiberMax
Blue Sky Research社のFiberMaxはシングルモードファイバー出力のレーザーモジュールであり、数十万ユニットの製造実績があります。独自技術のμLensにより高いファイバー結合効率を誇ります。FiberMaxの結合光学系は極めてシンプルであり、小型のケーシングを採用しています。この小さくシンプルな構造は良好な熱安定度にも寄与します。温度変化に対するビーム位置変化が極めて少なく、極めて堅牢なシステムを構築可能です。405nm~830nmの標準品をラインナップ。出力ファイバには偏光保持ファイバーも選択可能です。その他の波長・出力についてもカスタマイズが可能です。
硬化・接着・結合
液晶・ディスプレイ
FiberTec
Blue Sky Research社のFiberTecはシングルモードファイバー出力のレーザー光源に精密なドライバーとTEC温調をインテグレートしたモジュールです。μLensによりファイバー結合光学系が極めて小さく堅牢であるため、FiberTecモジュールも81×24mmとコンパクトなフットプリントです。複数波長レーザーの搭載を含めシステムのサイズダウンに寄与します。
オプションのFiber feedback collimator(FFC)は出力ファイバーの先端の光出力をコリメーションしながら出力モニターフィードバック制御ができるユニークな機能を持ちます。
405~980nmの製品を標準ラインナップ。その他の波長・出力もご相談ください。
硬化・接着・結合
液晶・ディスプレイ
SpectraTec
Blue Sky Research社のSpectraTecシリーズは、最大4波長を搭載し、高精度ドライバーによる独立駆動、TEC温調、光学的な結合を経てのシングルモードファイバー出力を高度にインテグレートしたシステムです。上位機器との通信制御のための37ピン・インターフェイスコネクタも備えながら、フットプリントは165×125mmのコンパクトさです。オプションのFiber feedback collimator(FFC)は出力ファイバーの先端の光出力をコリメーションしながら出力モニターフィードバック制御ができるユニークな機能を持ちます。
405~980nmの標準ラインナップ波長から最大4波長を選択できます。その他の波長・出力もご相談ください。
硬化・接着・結合
液晶・ディスプレイ
MiniLase
Blue Sky Research社のMiniLaseファミリーは、OEM向けにコンパクトなパッケージで優れたビーム品質のコリメーションビームまたは集光ビームを出力するモジュールです。独自のμLensテクノロジーを使った仮想点光源レーザー(VPSL)と光学素子、駆動エレクトロニクスをコンパクトにパッケージ。VPSLの採用により円形の回折限界ガウシアンビームプロファイルを出力します。波長405~980nmを標準ラインナップ。その他波長・出力のカスタマイズに加え、ビーム形状、ドライブ回路、出力安定化機能(APC)、コネクタ配置など様々な組合せが可能です。