光度
luminous intensity
こうど
解説
光度とは、各方向への光の強さを表すもので、ある方向への単位立体角あたりの光束で与えられる。放射量である放射強度を視感度で評価した値のこと。
光源から光が四方にでていても、各方向への光束の量が違うため、方向により光の強さが異なることが多い。このような光度の記号には Iv、I が用いられ、単位はカンデラ〔cd〕で表す。
※微小立体角dΩ〔sr〕内の光束がdΦv〔lm〕であれば、その方向への光度 Iv〔cd〕は次のようになる。
Iv=dΦv/dΩ 〔lm/sr〕または〔cd〕
もし、ある立体角Ω〔sr〕内で光束Φv〔lm〕の分布が一様であるとすると、この立体角の全ての方向の光度 Iv〔cd〕は次のようになる。
Iv=Φv/Ω 〔lm/sr〕または〔cd〕
太陽の光度は約3×1027cd、40W蛍光ランプ(白色)の最大光度は約330cd、100W白色塗装電球が約140cdである。