ミラー内蔵型セラミックキセノンランプ

xenon short arc lamp with internal mirror みらーないぞうがたせらみっくきせのんらんぷ

解説

ミラー内蔵型セラミックキセノンランプとは、通常のキセノンランプと構造が異なり、透光性アルミナのセラミックでできた発光管とミラーが一体構造をしたキセノンランプのこと。

発光管の放電空間にあたる内面は、ガラスや金属などでコーティングされた楕円状または放物面状のミラーになっている。の取り出し窓には、単結晶アルミナのサファイアが使われている。
これらの構造により、ガラス製のランプのように破裂することはなく、コンパクトでハンドリングしやすいことから、主に安全性の配慮が求められる用途に使用されている。最近では、高演色性、高輝度、点光源、平行光という特長を生かし、医療用内視鏡、サーチライト、業務用プロジェクタなどのファイバ照明用の光源として、新しい用途が広がっている。

※歴史的には、1960年代にVarian社が開発。