冷陰極蛍光ランプ

cold cathode fluorescent lamp, CCFL れいいんきょくけいこうらんぷ

解説

冷陰極蛍光ランプとは、陰極を加熱しないで電子放出を行う蛍光ランプのこと。
ガラス管内に水銀と希ガスを封入し、グロー放電陽光柱で発生する紫外線を、蛍光体可視光に変換する。
主に液晶テレビやパソコン画面のバックライトとして使われる。その他に、ビルなどの誘導灯などにも使われる。

※一般の蛍光ランプは熱陰極蛍光ランプと呼ばれ、電極を加熱し熱電子放出を行うが、冷陰極蛍光ランプは陰極を加熱せず電子放出を行う。冷陰極蛍光ランプは、熱陰極蛍光ランプに比べて損失となる陰極降下電圧が大きい。このため、冷陰極管は熱陰極管に比べて発光効率が若干悪いが、陰極材料の改善、動作温度の最適化、長尺化、細管化などでランプ効率向上や輝度向上が進んだ。