電子安定器
electronic ballast
でんしあんていき
解説
電子安定器とは、放電ランプを点灯するための(安定化素子1)を含む)半導体を用いた安定器のこと。始動電圧や余熱電流を供給する装置を含んでもよい。
1)安定化素子とは、交流電流に対し、インピーダンスを持つインダクタンスやコンデンサなどの減流素子のことである。
※蛍光ランプでは、電子安定器は、ランプを点灯するための安定化素子を含む半導体を用いた安定器のことで、始動電圧や余熱電流を供給する装置を含んでいることが多い。
入力電源としては、商用周波数などの交流や直流があり、交流入力では整流、平滑し、直流に変換した後、FETなどの半導体を使ってスイッチングを行い、高周波を発生させ、安定化素子で減流し、ランプを安定に点灯させる。
※キセノンランプや超高圧水銀ランプ、HIDランプなどでは、電子安定器とは、放電ランプを点灯するための半導体を用いた安定器のことで、始動電圧などを供給する装置を含むこともある。
入力電源としては、商用周波数などの交流や直流があり、交流入力では整流、平滑し、直流に変換した後、FETなどの半導体を使ってスイッチングを行い、放電ランプに高周波や矩形波、直流の電力を供給する。多くは安定素子に頼らず、スイッチング回路にフィードバックをかけて、定電流制御や定電力制御を行い、安定化機能を実現するものが多い。多くの場合、始動用にはイグナイタが使われる。