突入電流(ハロゲン電球の)

inrush current( of halogen lamp)、rush current( of halogen lamp) とつにゅうでんりゅう(はろげんでんきゅうの)

解説

突入電流(ハロゲン電球の)とは、ハロゲン電球に電圧を印加した際に、瞬時的に生じる大きな電流のこと。

※ハロゲン電球では、点灯時のタングステンフィラメントの温度を高くして、発光効率を高めたりしているものが多い。このため、点灯前の常温状態ではフィラメントの抵抗が小さく、電圧を印加した瞬間には、定格電流の5~10倍程度の突入電流が流れることがある。その後、フィラメントの温度が上昇し、抵抗値が高くなり、定格電流に到達する。
突入電流は電源を破損したり、周辺機器に悪影響を与えたりすることがある。このため、突入電流を抑える回路を設けて点灯することがある。

※一般家庭用の白熱電球などでも、ハロゲン電球ほど電流値は大きくないが、同様な突入電流を生じる。