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光技術情報誌「ライトエッジ」No.10(1997年6月)

あと書き

あと書き

情報通信やエネルギーなど、次世代を担う新技術には『光』が深く関与しており、『光』は必要不可欠な存在となっている。

一般的に多くの人たちが想定する『光』は、太陽光や照明用光源であろうが、複写機やファクシミリ・スキャナ等、直接目に触れることの少ない分野でも『光』はさまざまに利用されている。家庭やオフィスなどごく身近なところで、この目に触れることの少ない『光』は活躍し、私たちは知らず知らずのうちに『光』を利用している。 画像技術や周辺技術の向上を背景に、より便利で実用性の高い商品が開発されるようになると、商品に対する要求品質がそのまま『光』に求められるようになる。デザイン性、経済性、安全性などの制約も増え、『光』そのものがある意味でレベルの高いものでなければならず、『光』の持つ重要度はますます高くなる。

本号は、デジタル情報化社会に向けての一般知識として、弊社社員が活用できるよう、読み取り用として用いられる『光』を主体に編纂したものである。基本的かつ一般的な内容であり、専門家の方々にとって十分にお役に立てるものとは思えないが、『光』に携わる方々に何らかのヒントを供することができ、また研究の一助となれば幸いである。1997年3月発行の(社)照明学会の調査報告書を併わせて読んでいただければ、より効果的と思われる。

『光』の利用度が高まることで、私たちの生活がより快適で有意義なものとなれば、『光創造企業-ウシオ』としてこれほど嬉しいことはない。

(阿南一馬)

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